人材育成インターンシップが実践スキルを磨く場に!
2025年6月28日、株式会社Trustyleが提供するコミュニティ「人事図書館」で、内面的なスキルを鍛える「人材育成インターンシップ(内部設計編)」が開催されました。このイベントは、参加者が自身で研修を設計する能力を培うことを目的とし、多くの人々に支持されて無事終了しました。
開催の背景と意義
研修を行いたいものの、何をどう始めればよいかわからない方も多いのが現実です。特にリソースが限られるスタートアップ企業の人事担当者や新しくこの分野に取り組む方々からは、具体的な手法についての助言を求められがちです。そこで、「人事図書館」では、前回の「外部設計編」の後に、実務に直結する研修内容の内部設計に特化したプログラムを計画しました。
このイベントでは、参加者が実際に研修設計に挑戦し、そこで得た知識とスキルを実践的に活かすことができるようになっています。特に、研修設計のフレームワークを実際に体験することで、言葉だけでは伝わらない具体的なスキルをも手に入れることができます。
イベントの流れ
オープニング
まず、参加者は人事部長から「キャリアオーナーシップ不足が生産性低下を引き起こす」という現状を共有され、研修に必要な目標を設定することへの重要性を再認識しました。
レクチャーとワークショップ
その後、フューチャー株式会社の赤坂氏と一般社団法人経営学習研究所の稲熊氏が登壇し、それぞれの経験や知識を基にしたレクチャーが行われました。特に、KSA(Knowledge/Skill/Attitude)モデルやその法則についての解説は、参加者にとって非常に示唆に富むものでした。
赤坂氏による「講義は20分単位で行い、その後8分ごとに実演をする」という具体的な設計手法が紹介され、参加者はそれを踏まえたワークショップに挑戦しました。
フィードバックと成果
参加者はデザインを考える際に出る「時間をどう管理するか」という課題に直面しつつも、自らのアイデアを持ち寄った結果、研修設計に必要な要素を短時間で整理・明確化することができました。最後には、各チームのアウトプットに対してフィードバックが行われ、他グループの設計失敗例からも学ぶ貴重な機会となりました。これにより、「研修設計はパズルである」という感覚が参加者の中に根付いていきます。
満足度と参加者の声
アンケート結果によると、参加者の満足度は平均4.7と非常に高く、多くのポジティブな感想が寄せられました。特に、「設計の論点がクリアになった」との声や、「他社の人事担当者と交流することで自社の課題を見つめ直すことができた」という意見も多くあり、企業や個人の成長に直接つながる実践的な内容であったことがわかりました。
今後の展望
人事図書館は次回、「効果測定・研修後フォロー編」という続編を計画しております。このイベントは、研修の効果測定や、実際の業務における行動変容につながる方法を探求するものです。今後もコミュニティを通じた学びの場を提供し、より多くの人々が実践的なスキルを磨く機会を創出していく予定です。
詳細は人事図書館の公式ホームページやSNSで随時確認ください。
人事図書館について
2024年4月に東京人形町でオープンした「人事図書館」は、2500冊以上の人事に関連する書籍を有し、600名以上の会員が集うコワーキングスペースです。仲間と共に学び、未来を拓くという理念のもとで運営しています。