秋田高専が再生可能エネルギーの人材育成に向けたシンポジウムを開催
秋田工業高等専門学校(通称:秋田高専)は、2025年3月25日(火)に「未来の風向きを変える洋上風力発電の今とこれから」というテーマでシンポジウムを開催します。このシンポジウムは、再生可能エネルギー分野における人材育成に焦点を当て、特に洋上風力発電の未来を担う人材の育成について議論を行う場となります。
シンポジウムの目的と背景
これまでの人材育成の取り組みを踏まえ、独立行政法人国立高等専門学校機構は、今後ニーズが高まると期待される再生可能エネルギー分野において、特に洋上風力発電の技術者を育成する必要性を感じています。2024年度からはCOMPASS 5.0という次世代基盤技術教育カリキュラムに洋上風力を新たに加えることで、より高い専門性を有する技術者の育成を進める方針です。秋田高専は、他の2校(函館工業高等専門学校、八戸工業高等専門学校)と共にこの事業の拠点校として選ばれ、より強化された教育プログラムに取り組んでいます。
シンポジウムの詳細
- - 日時: 2025年3月25日(火) 10:30-13:00(受付10:00-10:25)
- - 会場: ハイブリッド開催
●現地会場: 品川フロントビル会議室A(定員90名)
●オンライン: Teamsによる配信(定員100名)
参加を希望する方は、期間内に事前申込みを行ってください。参加は無料ですが、定員に達し次第、申し込みは締め切られます。特に高等教育機関の教員や学生、行政職員など、多様な参加者の意見をお待ちしています。
プログラム内容
プログラムは二つのセッションで構成されています。
1.
セッション1: 産官学の期待と取り組み
このセッションでは、風力発電に対する期待や、教育機関が抱える役割についてのパネルディスカッションが行われます。
2.
セッション2: パネルディスカッション
- - 産業界が望む人材像について
- - 教育機関の目指す人材像について
- - 地元行政の期待や今後の協力体制
シンポジウムの終了後には、参加者との意見交換の時間も設けており、参加者からのフィードバックを取り入れ今後のプログラム構築に活かしていく予定です。
秋田工業高等専門学校の概要
秋田高専は1964年に設立され、60年以上の歴史を持つ国立の工業高等専門学校です。実践的な学びを重視し、専門分野に根ざしたカリキュラムを提供することで、優れた技術者の育成に努めています。近年では海外研修や産業界との連携教育にも力を入れ、より実践的な教育を推進しています。
このシンポジウムを通じて、洋上風力発電の未来を見据えた人材育成の重要性を再認識し、多くの方にこの分野に関心を持っていただければと考えておりま す。
サステイナブルな未来を見据え、風力発電の可能性を広げるこの機会に、ぜひご参加ください。