岡山大学の那須保友学長が岡山市議会議員研修会で講演
2025年3月17日、岡山大学の那須保友学長が岡山市議会議員研修会で「地域において大学が果たす役割とは」というテーマで講演しました。これは岡山市議会が年に4回開催するもので、議員の政策形成能力を向上させることを目的としています。
那須学長は、「学都」という概念について、地域と大学が良好な人間関係を築き、協力し合って創り上げていく重要性を述べました。講演の中では大学の社会貢献が焼き付いていることも言及し、地域の社会課題を解決するためには、大学、企業、政府、そして地域住民が連携することが不可欠であると強調しました。
特に、岡山の教育方針であるESD(持続可能な開発のための教育)を活用し、地域の魅力を国内外に発信することの重要性についても説明。この取り組みにより、大学生や留学生が岡山に定着する環境づくりが進むと期待されています。
質疑応答の場では、学生の地域定着を促進するための具体的な方策について議論が交わされました。地元企業による情報発信の強化、男性の育児休暇制度の充実、および女性が働きやすい職場環境の整備が提案され、活発な意見交換が行われました。
岡山大学は、今後も地域との連携を深め、社会課題の解決に向けたさまざまな取り組みを進めていく方針です。特に地域根ざしの教育や研究が進展することが期待されています。地域中核・特色ある研究大学としての岡山大学の未来に、今後もご期待ください。
岡山大学は国連の持続可能な開発目標(SDGs)を支持し、地域社会や地球環境の持続可能性向上に尽力しています。また、政府からは第1回「ジャパンSDGsアワード」の特別賞も受賞しています。大学が地域と共に力をあわせて成長し、社会貢献を果たす姿勢は、多くの人々に影響を与えることでしょう。
岡山大学は、地域との共育共創を進め、次世代のリーダーシップを育む場としての役割を果たすことを目指し続けます。このような取り組みが、岡山の未来を明るくするのです。私たちは、この新しい取り組みが地域社会をより良い方向へ導くことを期待しています。今後の岡山大学の活動にぜひ注目してみてください。