自動運転バスの実証実験が福岡市でスタート
福岡市のアイランドシティで、BRJ株式会社による自動運転バスの実証実験が2025年11月9日(日)から始まります。
アプローチと背景
アイランドシティは、まちびらきから20周年を迎えるエリアで、快適な生活を提供する住宅地として知られています。ここには、高品質な都市空間が整備されており、現在では1万6千人以上の住民が暮らしています。しかし、住民と周囲のさまざまな施設との距離があるため、移動には時間がかかるという課題があります。
BRJ株式会社は、こうした課題を解決するために、自動運転バスを導入し、地域に密着した交通オペレーションを提案しています。自動運転バスは、既存の交通手段を補完し、新たな交通体系の確立を目指しています。
実証実験の目的
今回の実証実験では、自動運転バスがどのように安全に運行されるか、利用者の受け入れや満足度を評価するためにアンケートやデータ収集が行われます。これにより、交通流動モニタリングを行い、運行の実現可能性について評価を行う予定です。
実施概要
- - 実施期間: 2025年11月9日(日)~11月21日(金)
- - 停留所: 香椎照葉一丁目→照葉小中学校東→アイランドアイ南→こども病院前→アイランドシティ中央公園→照葉パビリオン(1周約17分)
- - 料金: 無料
- - 使用車両: オーブテック社の「Mica」。定員は8名(オペレーター含む)、最高時速は20km未満です。
- - 安全対策: 車両はLiDAR(ライダー)センサーを搭載し、周囲の状況を把握しながら自動運転します。オペレーターが同乗するため、安全がより一層確保されています。
メディア関係者向けの試乗会
実証実験に先立ち、メディア関係者を対象とした試乗会も予定されています。実施は2025年11月10日(月)で、事前に申し込みが必要です。取材にあたっては、メディア関係者限定での非公開イベントとなるため、関心のある方は早めに申し込むことをお勧めします。
BRJ株式会社について
BRJ株式会社は、自動運転バス事業などを通じて、地方における交通の空白を解消する取り組みを行っています。同社の社長、宮内秀明氏は、そのバックグラウンドとして物流トラックのドライバー経験を持ち、安全第一の運行を大切に考えています。
BRJは「人と街に感謝される未来の公共交通」をビジョンに掲げ、人々に支持される交通手段の提供を目指しています。詳細に興味がある方は、同社の公式サイトをご覧ください。
まとめ
福岡市アイランドシティでの自動運転バスの実証実験は、新しい交通手段の可能性を広げる大きな一歩です。地域の人々にとって、どのような影響を与えるのか、今後の進展が楽しみです。