パナソニック、家電リサイクルの歴史的なマイルストーンを達成
2025年5月、
パナソニック エコテクノロジーセンター株式会社(PETEC)は、廃家電のリサイクル処理において累計2,000万台を達成しました。この偉業は、家電リサイクルを行っている製造業者の中では、Aグループとして初めての成功となります。PETECは2001年の操業開始以来、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機といった4品目の廃家電を処理し、多くの資源を循環させてきました。
環境と人々のための取り組み
パナソニックグループは、環境保護と持続可能な社会づくりに向けた長期的なビジョン「
Panasonic GREEN IMPACT」を掲げています。CO2排出量の削減だけでなく、社会全体での貢献を目指し、リサイクルを通じて循環経済の実現に努めています。これは単なる企業の成果に留まらず、地域社会にも波及する取り組みを含んでいます。
回収と再利用のシステム
PETECのリサイクル手法は「
商品から商品へ」というコンセプトのもと、廃家電から金属や樹脂などを高精度で回収し、同じ製品に再利用する
水平リサイクルを重要視しています。これには、スキルを持った作業員による丁寧な手作業と高度な技術が組み合わさっているため、業界内でも効果的な成果を上げています。
クリーンな工場と見学者への教育
PETECでは「
魅せる工場」をテーマに、オープンでクリーンなリサイクル環境を意識しています。年間約1万人が工場を訪れる中、リサイクルの重要性やそのプロセスを学ぶことができます。また、2019年には国内初のCO2排出ゼロ工場に認定されるなど、社会的な評価も得ています。
持続可能な未来へ
今後もPETECは、さらなるリサイクル技術の革新と地域との連携を強化し、業界のリーディングカンパニーとしての役割を果たしていく姿勢です。この歴史的なマイルストーンを通じて、多くの企業や個人にリサイクルの重要性を再認識させ、持続可能な社会の実現に貢献することが期待されます。
家電リサイクルに関する詳細情報については、以下のプレスリリースをぜひご覧ください。
家電リサイクル累計処理台数2,000万台達成(プレスリリース)
パナソニック エコテクノロジーセンター株式会社