「ドラ基地」で物流革新
2022-03-09 14:00:06

新たな共創で築く、日本の物流未来「ドラ基地」の誕生

物流業界への新風「ドラ基地」の誕生



日本の物流業界に新たなサービスが誕生しました。その名も「ドラ基地」。これは日本初となる、運送会社同士の設備や敷地をシェアし合うことで中継輸送をシステム化したサービスです。2024年から施行される働き方改革関連法に伴い、運送業界は大きな変革の時期を迎えています。これにより、ドライバーの運転時間が制限され、運送業務に影響が出ることが懸念されており、「物流の2024年問題」と呼ばれています。

2024年問題の背景



「物流の2024年問題」では、年間の時間外労働の上限が963時間に制限され、特に長距離運転が難しくなることが懸念されています。その結果、ドライバー一人当たりの業務量が減少し、運送業界全体の効率が落ちる恐れがあります。この問題を解決するためには、新しいシステムが必要です。

ドラ基地のサービス内容



「ドラ基地」では、運送会社間での敷地のシェアを通じ、中継輸送に必要なスペースを柔軟に確保できる仕組みを提供します。具体的には、空いている時間帯の駐車場や荷下ろし場を他の運送会社が使うことができます。これにより、利用したい時には他社の敷地を借り、使わない時には自社の敷地を貸し出すことができるのです。

特徴と利点



1. 拠点探しの簡素化: 中継輸送に必要な場所をオンラインで簡単に予約できるため、煩わしさが減ります。
2. 多様なニーズに対応: 荷物の積み替えや車両交換、さらにはドライバーの仮眠スペースの確保など、あらゆる物流ニーズに対応します。
3. 突発的なニーズへの柔軟対応: コロナ禍で変化する物流ニーズに応じて、時間制の拠点シェアを行うことが可能です。
4. 空間の効率的な収益化: 使用されていないスペースを収益源とすることができ、無駄を減少させます。

未来の展望



今後、ドラ基地は関東や関西を中心に拠点を全国展開する計画です。拠点数を増やし、サービスをより便利にするための改良が進められています。また、現地実証実験を行うことでサービス内容をさらに充実させる予定です。このような取り組みにより、運送業界全体の効率化を図ります。

株式会社スペースの使命



「ドラ基地」を運営する株式会社スペースは、2021年に設立され、愛知県蒲郡市に本社を構えています。代表取締役の村井美映氏は、「物流速度は社会問題を解決する」というミッションのもと、業界の非効率を正すべく奮闘されています。主婦目線で「手軽さ」と「節約」を重視したこのビジネスは、運送業界に革新をもたらすことが期待されています。

まとめ



「ドラ基地」は、運送会社同士の協力を通じて、物流業界の未来を切り開く新しい試みです。このサービスが普及することで、2024年問題を乗り越える道筋が見えてきます。今後の展開に注目しましょう。詳しい情報やお問い合わせについては、ドラ基地公式サイトを参照してください。

会社情報

会社名
株式会社スペース
住所
愛知県蒲郡市三谷町川原24-5 A号
電話番号
0533-95-7577

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