育児に迷いが消える！『ジョンズ・ホプキンス大学』の新刊が登場

心の迷いを解消する育児の秘訣

2023年9月17日、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学に所属する児童精神科の医師、チ・ナヨン氏の著書『ジョンズ・ホプキンス大学児童精神科医が教える育児の本質』が日本で出版されます。この書籍は、韓国で10万部を超えるベストセラーとなり、子育てに悩む多くの親に支持されてきました。著者は20年の経験をもとに、子育ての本質をわかりやすく伝えています。

子育ての本質とは？

本書の中で、チ・ナヨン氏は育児の最終目標を「子どもの自立を促し、自分の力で人生を切り拓ける大人を育てること」と語ります。しかし多くの親は、子どもに「親の言うことを聞かせよう」としたり「良い親であろう」とするあまり、本当に大切な視点を見失いがちです。著者はこの問題に対して、親自身が幸せな大人であることが、子どもにとっての幸せに繋がると述べています。

没頭する子育てからの開放

著者は育児において重要なのは、親が自分自身の心のあり方を見つめることだと強調します。自分の長所を理解することで、子どもの長所も見つかり、親は子どもの潜在能力を引き出すことができるのです。短所を改善するよりも、長所を伸ばすことが重要です。他人と比較せず、我が子の存在そのものに価値があることを伝えることで、親子の信頼関係が深まります。

ハグの力と親子の絆

特に著者が推奨する「20秒ハグ」は、情緒的な安定や自己肯定感を育む効果があります。子どもの意見を初めから否定せず、しっかりと耳を傾けることも大切です。子育てにおいて、考え方を変えることで気持ちも行動も変わります。これが内発的な動機づけを生み出し、子どもの成長を助けるのです。

失敗を恐れない教育

チ・ナヨン氏は、失敗を恐れない子どもを育てることの重要性も強調しています。失敗は成長の一部であり、幼い頃からその経験を通じて前向きに考える力を養う必要があります。感謝を知ることで、挫折に対する耐性も育まれます。著者は、子どもが苦手なことから逃げずに向き合う機会を持つことで、より強い心を育むことができると提案しています。