健診センターの新たな試み
2024-03-18 19:16:42
愛知県立芸術大学生の作品を展示する新たな健診センターオープン
愛知県立芸術大学の作品が待合室を彩る
愛知県名古屋市中区に位置する「健診センター栄エンゼルクリニック」が、2023年4月1日よりリニューアルオープンしました。この新しく生まれ変わったセンターでは、医療サービスの一環として『エンゼルアートプロジェクト』が始動し、愛知県立芸術大学の学生たちの作品が展示されています。
エンゼルアートプロジェクトの背景
このプロジェクトは、医療法人士正会が運営する健診センターが、施設の拡張と最新医療機器の導入に合わせて実施されました。従来の健康診断の枠を超え、健康維持を考える場としての役割を拡張し、若い芸術家たちの作品を紹介することで地域社会への貢献を目指しています。
プロジェクトでは、愛知県立芸術大学の岡田眞治教授の指導のもと、学生たちの作品が待合室や施設内壁面に展示されています。この展示スペースでは、受診者は診断を待つ間に、若手アーティストたちの力作を楽しむことができます。展示作品は全18点で、見る人々を魅了しています。
売上は全額学生の手に
さらに特筆すべきは、作品が販売された場合、その収益がすべて制作者である学生の手元に渡る点です。これは、作品発表の機会が限られている学生たちにとって、非常に貴重な経験となるでしょう。経済的な支援となるだけでなく、創作活動への意欲を高めるきっかけともなるのです。
社会的貢献と未来へのビジョン
「老若男女、多くの人が集まる健診センター」という特性を生かして、若い芸術家たちの支援活動を行うこのプロジェクトは、地域社会への新たな社会的貢献のモデルとして期待されています。医療と芸術が交わることで、受診者にとっても心温まる経験となることでしょう。
将来的には、日本画だけでなく洋画や彫刻など、様々なジャンルの作品も展示対象に広げていきたいというビジョンも描かれています。芸術の力で、心身ともに健康であることを支援する取り組みは、今後も注目を集めることでしょう。
まとめ
『エンゼルアートプロジェクト』は、愛知県立芸術大学の学生たちにとって新たな挑戦の場であり、作品を通じて多くの人々とつながる機会を提供しています。健康診断の待ち時間が、心に残る美しいアート体験に変わるこのプロジェクトは、医療と芸術の新しい融合を示すものとなります。これからもこの取り組みが育んでいく若い才能に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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医療法人士正会
- 住所
- 愛知県名古屋市中区栄5-4-12
- 電話番号
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