子ども留守番事情
2025-07-17 11:30:17

親の不安が明らかに! 子どもだけの留守番事情を徹底調査

夏休み直前、子どもだけの留守番事情



もうすぐ夏休みが始まります。この時期、親が不在の中、子どもだけが留守番をする機会が増えることから、「子どもの留守番」に関する意識調査が行われました。パナソニック株式会社が実施したこの調査では、800人の親を対象に子どもだけの留守番に対する不安や工夫、ルールについて明らかにされています。

1. 親の72.8%が留守番に不安を感じる


調査結果によると、72.8%の親が子どもだけの留守番に対して「非常に不安」または「やや不安」と答えています。この不安の原因として最も多かったのは「不審者の侵入」で、次いで「地震などの緊急時対応」「訪問者の対応」があげられました。つまり、防犯及び防災意識の重要性が浮き彫りになっています。

2. 93.1%の家庭が子どもを留守番させている


子どもを一人で留守番させたことがある家庭は93.1%に達しています。共働き家庭の増加により、子どもが留守番をするのが一般的になってきた背景があると考えられます。かつては特別な状況として扱われていた留守番が、今では多くの親にとって日常になっています。

3. 留守番を始める年齢は6歳が最多


子どもに初めて留守番をさせた時期について調査すると、多くの家庭が「6歳」と答えており、これは小学校入学のタイミングで留守番を始める家庭が多いことを示しています。共働きが一般化する中で、早期の留守番デビューが現実味を帯びてきています。

4. 独自の防犯ルールが約8割の家庭に存在


約79.1%の家庭が、自宅だけの独自の防犯ルールを持っているという結果も挙げられました。「居留守を装う」など、子どもを守るための工夫も多く、多くの家庭が対応策を実践しています。これにより、家庭内でできる子どもへの危機管理教育が重要視されるようになっています。

5. ヒヤリ体験の例


留守番中に子どもが経験した「ヒヤリ体験」では、「鍵をかけずに家を出てしまった」が最多という結果が出ています。他には「連絡が取れなくなった」や「インターホンに応答して親の不在を伝えた」という事例も見受けられ、子どもの危機管理の重要性が指摘されています。

6. 子どもだけの留守番時間は1時間〜3時間


夏休み期間中、子どもだけの留守番時間が最も多かったのは「1時間〜3時間未満」であり、長時間留守番が一般化しつつある実態が見えてきます。この時間帯の中で親が安心して留守番できる環境整備が求められる時代です。

7. 家庭だけの見守り体制が求められる


信頼できるご近所さんが存在する家庭は約51.9%と、地域の協力を必要とする状況が浮き彫りになりました。しかし、半数近くの家庭では自己完結型の見守り体制が求められ、子どもの留守番環境を家庭内だけで強化する必要性が高まっています。

8. 子どもの帰宅確認の不安


子どもが帰宅したタイミングで確認が取れず不安を感じる親は32.3%にも達しており、連絡手段の多様化が求められています。具体的には、電話や屋内カメラを利用して様子を確認する家庭が増加しており、見守り方法に変化が見られます。

9. 屋内カメラの効果


屋内カメラを設置する理由として「家で安全に過ごしているのを確認するため」が86%を占め、屋内カメラによる安心感の向上が顕著であることがわかります。これにより、子どもの安全を可視化する手段としての役割が期待されています。

10. まとめ


調査結果から、多くの親たちが子どもだけの留守番に対して不安を感じていることが明らかになりました。しかし、各家庭で防犯ルールを設けるなど、少しでも安全を高める努力が見受けられます。共働き家庭が増えている今こそ、技術を取り入れながら子どもと親の双方の安心を保つ新しい環境づくりが重要です。

【防犯アドバイザーのコメント】


「子どもだけで留守番させる場合は、家に子どもしかいないことを不審者に悟られないようにすることが重要です。近所の人と普段からの交流を心掛けておくことも防犯上大切です。」と、防犯アドバイザーの佐々木成三氏が述べています。

このように、親たちは子どもだけの留守番時に、どのように安全を確保し、安心を得ているのかを改めて考える必要があるでしょう。今後の京都の夏休みシーズンに向けて、各家庭での対策が期待されます。


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パナソニック株式会社 コミュニケーションデザインセンター
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