新たな拠点、OFS Indiaの設立
2025年6月13日、東洋エンジニアリング株式会社(TOYO)と三井海洋開発株式会社(MODEC)は、インドのベンガルールにGlobal Capability Centre(GCC)として
TOYO MODEC OFS India Private Limited(以下、OFS India)を正式に開設しました。この新しい拠点は、TOYOの子会社であるToyo Engineering India Private Limitedと、MODECグループのOffshore Frontier Solutions Pte. Ltd.との合弁会社として設立され、両社のグローバルな成長戦略に大きな意義を持つものです。
OFS Indiaは、FPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)に関する基本設計や詳細設計、調達支援サービスを提供し、国際市場における技術力とオペレーションの優位性を高める役割を果たします。このオフィスは、ベンガルールの中心部に位置しており、現在約200名の従業員が勤務していますが、今後3年間で750名へと拡大する計画が練られています。
開所式に出席したTOYOの社長、細井栄治は、「私たちの目標は、イノベーションと優れたサービスを通じて、顧客およびステークホルダーに対して価値を創造することである」と述べ、その成果を強調しました。この合弁事業は、両社の強みと専門性を融合させることで新たな可能性を生み出すものとされます。
OFS Indiaの設立により、TOYOはFPSO業界において更なる技術的な強化と競争力の向上を図ろうとしています。新しいセンターは、約100,000平方フィートの広さを誇り、インドのシリコンバレーとも言われるベンガルールでイノベーションを促進する環境が整えられています。ここでは、継続的な改善や持続可能性に焦点を当てた高性能なコラボレーション文化が醸成されることが期待されています。
TOYOについて
東洋エンジニアリングは、1961年の創立以来、世界60カ国以上でエンジニアリングサービスやプラント建設を行ってきた総合エンジニアリング会社です。初期のアンモニアと尿素を中心とする化学肥料分野からスタートし、その後石油化学や資源開発、発電など様々な産業分野へと事業を拡大。特に、環境配慮型のソリューションを開発し、地球環境の持続可能性に寄与することを目指しています。現在、TOYOは「エンジニアリングで地球と社会のサステナビリティに貢献する」というミッションを掲げ、持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを進めています。詳細は
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