福岡ヘルス・ラボによる市民参加型健康づくりの新たな取り組みを紹介

福岡ヘルス・ラボの取り組み

福岡市が主導する「福岡ヘルス・ラボ」は、市民が「楽しみながら」「自然に」健康づくりに取り組むことを目的としたプロジェクトです。この取り組みは、個々が健康行動を習慣化することを目指し、効果的なプロダクトやサービスを市民と共に検証し、評価・認証を行う仕組みとなっています。

健康行動の習慣化を目指すプロダクト募集

「福岡ヘルス・ラボ」では、生活習慣の改善を支持するために、小さなプロダクトの検証を積極的に行っています。「健康日本21福岡市計画」に基づき、栄養や運動、休養、飲酒、喫煙、歯・口腔に関する製品を募集しており、医療機器や再生医療等の製品、体に負担がかかるような侵襲性の高いプロダクトは除外されています。

健康を促進するプロダクトに対する期待は大きく、市民が楽しみながら取り組むことができるような商品やサービスが求められています。これにより、健康行動の習慣化が促進され、ひいては市民の健康寿命の延伸を図ることが目的です。

応募資格と方法

福岡ヘルス・ラボへの応募資格は、福岡市内で市民参加型の社会実験を行う法人、団体、または個人事業主に限定されます。応募は福岡ヘルス・ラボの公式ホームページを通じて可能で、募集期間は2019年11月11日から2020年1月31日まで設定されています。

支援内容と認証制度

選ばれたプロダクトには、地域の利用者とのマッチングやモニター募集の支援が行われます。また、プロダクトが「楽しみながら自然に健康づくりに取り組める」と認定された場合は、公式に認証が付与され、PR活動を通じて普及を支援します。市の関連イベントへの参加や福岡ヘルス・ラボのHPでの紹介など、さまざまな方法で広報される予定です。

事業説明会とトークイベント

2020年1月には、福岡ヘルス・ラボに関する事業説明会とトークイベントが開催され、多くの関心を集めました。ここでは、「人生100年時代に求められるヘルスケアビジネス」というテーマでのディスカッションが行われ、多様な視点からの意見が交わされました。

登壇者には、ソーシャル・アップの代表理事や九州ヘルスケア産業推進協議会の事務局長が名を連ね、自身の経験をもとにした価値ある情報が共有されました。このことからも、福岡ヘルス・ラボの取り組みが地域社会から支持されていることを感じさせる場となりました。