常盤ゴム株式会社、新たな挑戦の一歩
2023年9月11日、東京都葛飾区に本社を持つ常盤ゴム株式会社は、創業80周年を迎え、成長を加速させるために株式会社試作工房電との資本業務提携を発表しました。この取り組みは、製品開発における新たな価値創造を目指し、両社が持つ強みを融合させることを目的としています。
80年の歴史と新たな一歩
1945年に設立された常盤ゴムは、工業用ゴムやプラスチック、金属製品を扱う専門商社として業界内での信頼を築いてきました。それに対して、試作工房電は、量産前の試作加工を得意とする企業であり、特に短納期での対応力が評価されています。この二つの企業が提携することで、業界に新たなインパクトをもたらすことが期待されます。
協業によるシナジー効果
両社が提携することで、営業商社としての強みやネットワークを持つ常盤ゴムと、精密な試作加工技術を有する試作工房電が組み合わさります。この協業により、顧客企業の「設計→試作→評価→量産準備」という工程がスムーズに連携され、短期開発やコスト効率の改善が見込まれます。実際、提携発表の翌日には早速新規案件が受注され、新プロジェクトが立ち上がっています。
時代に合わせた柔軟な対応
今日の製品開発には、短サイクルでの市場対応やカスタマイズ要求の増加が求められています。常盤ゴムは、これまでの経験を基に、顧客からのアイデア段階での相談窓口を強化し、迅速な試作段階への移行を実現します。さらに、試作工房電との協業によって「試作=遠回り」という認識を解消し、スピーディで確実な量産化を目指します。
代表者のコメント
常盤ゴムの代表取締役社長、山口紀行氏は、「このたび試作工房電を迎えることができ、非常に心強く感じております。お客様の要望を速やかに形にしていく体制をさらに整えていきます」とコメントしています。試作工房電の社長、小林大介氏は、「両社が持つノウハウを結集し、お客様の要求に応える試作を迅速に提供していくことが重要です」と述べています。
これからの展望
今後、常盤ゴムと試作工房電は、資本業務提携を通じて互いの強みを活かし、革新的な製品開発に取り組んでいきます。顧客ニーズに応える新しいサービスの展開を目指し、さらなる成長を遂げることが期待されます。顧客からの信頼を深め、新規顧客の開拓と既存顧客との取引の深化を図ることを目指し、両社は共に新たな歴史を刻んでいくことでしょう。