重要文化財・釣島灯台からラジオ生放送!杉作J太郎とリリー・フランキーが魅せる異色の灯台ラジオ
2024年11月1日、灯台記念日にあわせて、愛媛県松山市にある国の重要文化財である釣島灯台から、人気タレントの杉作J太郎さんとリリー・フランキーさんによるラジオ番組「灯台ラジオ」が生放送されました。
この番組は、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として企画されたもので、釣島灯台ラジオ実現コンソーシアム(幹事社:南海放送株式会社)が中心となり実現しました。
アクセス困難な灯台からの生放送!
釣島灯台は、アクセスが非常に困難な場所にあります。定期船でしかアクセスできず、島内には商店や自動販売機もありません。そんな場所からの生放送というだけでも、この企画の大変さが伺えます。
悪天候の中、関係者一同の努力によって放送機材の搬入などが無事に完了し、予定通り午後3時40分から約2時間半にわたる生放送がスタート。杉作J太郎さんとリリー・フランキーさんの軽妙なトークと、松山海上保安部や松山市教育委員会・文化財課の方々による釣島灯台の歴史や魅力についての解説が織り交ぜられ、終始笑いの絶えない、大変楽しい番組となりました。
150年の歴史を刻む灯台の魅力
番組では、150年もの間、船の安全のために光を灯し続けてきた釣島灯台の役割や、愛媛県で大変貴重な様式建築である旧官舎についても紹介されました。 杉作J太郎さんの「暗闇を行く船に光を届ける灯台と、人の心に灯りを灯すラジオは似ている」という言葉は、この番組のコンセプトを端的に表していると言えるでしょう。
ラジオを通じて灯台の新たな魅力を発掘
今回の「灯台ラジオ」は、単なるラジオ番組にとどまらず、アクセス困難な場所にある貴重な文化財である釣島灯台の魅力を広く知らしめる、重要な役割を果たしました。 杉作J太郎さんとリリー・フランキーさんのお二人のユーモア溢れるトークと、灯台の歴史や現状についての解説は、これまで灯台に興味のなかった人々にも、その魅力を伝えることに成功したと言えるでしょう。
番組を聴く方法
残念ながら、当日の生放送を聴き逃した方も、ご安心ください。ラジコプレミアムのダブルプランに加入していれば、放送終了後30日間は聴取可能です。ぜひ、この機会に「灯台ラジオ」をお楽しみください。
釣島灯台について
釣島灯台は、愛媛県内で最も古い灯台であり、国内に現存する灯台の中でも9番目に古い歴史を誇ります。灯台周辺の旧吏員退息所や倉庫などは、1995年から3年かけて復元・保存事業が行われ、現在は国の重要文化財に指定されています。
海と灯台プロジェクト
この「灯台ラジオ」は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環である「海と灯台プロジェクト」の協力により実施されました。このプロジェクトは、灯台を起点として、地域の海の記憶を掘り起こし、地域や異分野、さらには日本と世界をつなぐことを目指しています。
この番組を通して、釣島灯台の魅力はもちろん、日本の海、そして灯台が担ってきた役割について改めて考える機会となりました。