七十七銀行とNTTデータが連携、GHG排出量可視化を実現する新プラットフォーム
企業の脱炭素化を支援する新たな取り組み
2024年10月25日、株式会社NTTデータは、七十七銀行と業務提携を行い、投融資先企業向けに温室効果ガス(GHG)排出量可視化プラットフォーム「C-Turtle®(シータートル)」の提供を開始します。このプラットフォームは、企業のGHG排出量を効率的に算定し、その情報を銀行に自動で連携することで、サステナブルな経済の実現を支援するものです。
C-Turtleの導入背景
七十七銀行は、地域の中小企業に対してもカーボンニュートラルの推進が不可欠だと認識し、2024年4月には新たにGHG排出量可視化のプラットフォーム「C-Turtle FE」を導入しました。この取り組みを通じて、投融資先企業のファイナンスド・エミッションの把握に努めてきました。
NTTデータとの提携により、C-Turtleを使用することが可能になったことで、企業はGHG排出量を一元的に管理・可視化でき、地域のカーボンニュートラル達成に向けたスムーズなプロセスが期待されています。
C-Turtleプラットフォームの特徴
C-Turtleは、GHGプロトコルのScope1、2、及びScope3に基づく排出量の算定が可能です。特に、Scope3においては、サプライヤーの排出量を用いた一次データの活用が大きな特徴です。これにより、サプライチェーン全体を通じた企業の削減努力を具体的に反映させることができます。企業のプラットフォームに集約された情報は、七十七銀行に直接連携され、透明性を持たせつつ、企業の環境への影響を明確化します。
脱炭素化に向けた地域密着型のアプローチ
本業務提携により、七十七銀行は地域の企業とのエンゲージメントを促進し、GHG排出量の算定と削減に向けた課題を明らかにしていく方針です。これにより、地域産業の持続可能な成長とカーボンニュートラル実現に寄与することが期待されています。七十七銀行は、地域特性を考慮しながら、効果的な施策を展開し、国際的に通用する基準に基づくGHG排出量の可視化を行います。
今後の目標
NTTデータはC-Turtleを通じて、投融資先がGHG排出量を的確に可視化できる環境を整備します。これにより、サプライチェーン全体での温室効果ガスの削減につながり、地域全体のカーボンニュートラル達成に貢献するとしています。
本取り組みは、企業だけでなく、地方銀行としても大きな社会的責任を果たすことを示しています。地域経済の持続可能な発展を目指し、今後もさらなる支援の強化が期待されます。
まとめ
この度の業務提携は、環境意識が高まる中で、地域の企業が脱炭素化に向けた具体的な行動を起こすための重要な一歩となるでしょう。七十七銀行とNTTデータが協力し、持続可能な社会を目指す未来を切り拓く姿勢は、他の地域銀行や企業にとっても参考になる成功モデルとなるはずです。
会社情報
- 会社名
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株式会社NTTデータ
- 住所
- 東京都江東区豊洲3-3-3豊洲センタービル
- 電話番号
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