コメリと藤井寺市が結ぶ災害時物資供給の協定
株式会社コメリは、地域のライフラインとして、災害発生時に物資を必要とする支援を行うため、NPO法人コメリ災害対策センターを設立しています。2005年の設立以来、このセンターは全国の自治体と連携し、災害時に物資供給を行う協定を数多く締結してきました。特に、藤井寺市との協定締結は、同地域での防災活動を一層強化する重要な一歩となります。
協定締結式について
2025年5月29日、藤井寺市役所において「災害時における物資供給に関する協定」の締結式が予定されています。この式には、藤井寺市市長の岡田一樹氏、NPO法人コメリ災害対策センターの西室幸徳常務理事が出席し、今後の協力関係を確認します。これにより、コメリは更に多くの地域で災害時の迅速な支援を実現することが期待されています。
コメリの災害支援の歴史
コメリの災害対策の根底には、2004年の新潟・福島豪雨や中越地震がありました。これらの災害を経て、同社は物資供給の体系的な仕組みが必要であると痛感し、翌年にNPO法人を設立しました。
以降、コメリは毎年のように自治体と協定を締結し、2010年の口蹄疫への物資供給や、2023年には1,000件の協定締結を達成しました。この間には、多くの自然災害への対応が行われており、全国各地で必要とされる支援物資を供給してきました。
主な災害としては中越沖地震や東日本大震災、熊本地震などが挙げられ、コメリはこれらの災害時に避難所用トイレ、生理用品、飲料水といった必要な物資を配布してきました。
ライフラインとしての役割
コメリは、自社の店舗を通じて地域の生活を支えることを目指しています。物資供給の活動は単なるビジネスに留まらず、災害時にも地域住民の安心を提供する大変重要な役割を果たしています。
「ここにコメリがあって良かった」と思える店づくりを行うことで、地域社会のつながりを強化し、住民の笑顔を生み出す場所でありたいと考えています。実際に、コメリの存在が地域住民の心に安心感を与え、その活力を引き出す支えになっています。
未来への取り組み
コメリは、今後も続々と新たな協定を締結し、地域社会での物資供給体制を強化していく方針です。災害対策の取り組みは新たなフェーズに入りつつあり、これからも更なる進展が期待されます。
これからも、安心できる地域社会を実現するために、株式会社コメリは引き続き努力していきます。地域の皆様と共に、災害時に必要な物資を迅速に届けるための基盤を築く活動を続けていきます。