深センに設立された新たな開発拠点
株式会社ミラ(本社:神奈川県川崎市)は、ハードウェア開発の中心地である中国・深センに新しい開発拠点「Mira Design (Shenzhen), Ltd」を設立したことを発表しました。この拠点は、IT機器の製造を手掛ける株式会社ジェネシスホールディングスの深圳工場内に位置し、両社の協力関係を強化し、IoTデバイス及びシステムの企画から量産、保守に至るまで一貫したサービスを提供します。
「IoT Zero>One>Mass」サービスの概要
この新サービス「IoT Zero>One>Mass」は、IoTデバイスの開発プロセスを支援するために設計されています。ミラは、BLE(Bluetooth Low Energy)、Wi-Fi、LPWA、セルラーといった各種無線通信技術を活用し、これらのデバイスに必要なバックエンドシステムの構築を行います。特に、SORACOMのIoT通信プラットフォームやAWS(Amazon Web Services)を使用することで、スケーラブルで高可用性なソリューションを実現します。
このサービスは、企画段階からデバイス特有の全体設計を支援し、試作開発を経て、深圳市の工場でフレキシブルな量産と検品が可能です。また、製品の修理やバックエンドシステムの運用・保守も任されています。
シームレスな開発体制
ミラの強みは、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせた効率的な開発体制にあります。特に、様々な専門性を持つ企業と連携するのではなく、内部での統一したプロセスにより、柔軟かつ迅速な開発が可能となりました。今回のジェネシス社との提携によって、企画から設計、製造、保守までを一貫してスピーディに提供できる体制が整いました。
ターゲット顧客企業
この新しいサービスは、以下のようなお客様を想定しています。
- - 新たなIoTデバイスを用いてサービスを開発したい企業
- - 既存のビジネスに独自のIoTデバイスを導入し、競争力を高めたい企業
- - 持続可能なハードウェアビジネスモデルを構築したい企業
これらの企業は、ミラの提供する「IoT Zero>One>Mass」により、スピーディにニーズに応じたソリューションを実現できると期待されています。
エンドースメントと将来への期待
この新しいODMサービスの開始について、株式会社ソラコムの代表取締役社長 玉川憲氏からも祝辞が寄せられました。彼は、ミラとジェネシス社の協力が、IoTデバイスを利用した新サービスの実現を加速すると期待し、ミラの低消費電力デバイス設計の実績が特に評価されています。
会社概要
株式会社ミラ
- - 所在地:神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号
- - 設立:2011年
- - 代表者:松井 健
- - 事業内容:スマートデバイス向けソフトウェアおよびハードウェアの開発等
- - Webサイト:madebymira.com
株式会社ジェネシスホールディングス
- - 所在地:東京都千代田区
- - 設立:2012年
- - 代表者:藤岡 淳一
- - 事業内容:電子機器の製造受託等
- - Webサイト:jenesis.jp
お問い合わせ
本サービスや本件に関するご質問は、株式会社ミラのメールアドレス(
[email protected])までご連絡ください。