阪神大震災から30年、命を守る地震予報を促進するクラウドファンディング開始

阪神大震災から30年、地震予報を進化させる挑戦が始まる

2025年1月、阪神大震災から30年を迎えるこの時期、日本は再び地震防災の重要性を考える必要があると感じている。震災での多くの犠牲を無駄にしないために、静岡市の「ブレイン」は、命を守るための地震予報の品質向上と普及を目指すプロジェクトを立ち上げ、1月14日よりクラウドファンディングの募集を開始しました。

このクラウドファンディングは、ブレインが開発した地震予報アプリ「ゆれズバ」を中心に、地震予測の精度向上に向けた取り組みが中心となっています。2018年の北海道胆振東部地震や2024年の能登半島地震による教訓を踏まえ、現状の課題を乗り越えることで日本が地震防災大国となる未来を描いています。募集は、3月14日までの約2ヶ月間を予定しています。

地震予報の技術的背景

地震予知には多くの研究と技術が関与しており、ブレインが採用する「3種前兆地震予知法」は、その中でも特に注目される手法です。この方法は、低周波音、地磁気・地電流異常、前震活動という3つの前兆を観測し、それを総合的に分析することで高精度な地震予報を実現します。

実際、2024年1月1日に発生した石川県能登地方の大地震では、ブレインが「ゆれズバ」を通じて、震度7の地震を約8時間前に予知することに成功しました。しかし、結果的に多くの命が失われ、予報情報が十分に広まらなかったという現実も浮き彫りになりました。

プロジェクトの目的と展望

ブレインの代表、内山義英氏は、30年間の地震防災分野の研究開発を経て、震災の教訓を生かした新たなプロジェクトを推進しています。「多くの命を救うためには、情報をより多くの人に届けることが重要です。このプロジェクトを通じて、全国各地に地震予報が行き渡るよう努力します」と内山氏は語ります。

プロジェクトには、アプリ「ゆれズバ」の機能改良を始め、講演会や研修の開催、普及活動が含まれています。具体的には、予報に関連する行動ガイドラインの表示や、過去のデータとの比較表示、さらにプッシュ音通知機能の追加などが予定されています。これにより、プロジェクトの最大の目標である「犠牲者ゼロ」を実現するための土台を築こうとしています。

クラウドファンディングへの協力を呼びかけ

ブレインが提唱するプロジェクトによる資金は、地震予報の技術向上とその普及活動に使われます。クラウドファンディングの募集ページには、支援を募るための詳細が掲載されており、様々なリターンが用意されています。心ある支援が未来の命を守る力になります。

私たちは日本という地震大国で、大切な命を守るための技術と知恵を結集することが求められています。ぜひ、皆さんもこの新たな挑戦に参加し、一緒に未来を作る一員となってください。

詳細については、こちらのリンクをチェックしてください。地震の予知は決して夢物語ではなく、私たちの手の中に実現可能な未来があります。

活発なご支援をお待ちしています。