いよいよ開催!自治体・公共Week 2025
2025年7月2日(水)から4日(金)にかけて、東京ビッグサイトで「第8回 自治体・公共Week」が行われる。この展示会は、社会のさまざまな課題を解決するための官民連携を進める重要なイベントとして注目されている。
日本の抱える社会課題と自治体の役割
現在、日本は防災策や少子高齢化、地域経済の停滞、さらには行政人材の不足といった複合的な課題に直面している。これらの問題を解決するため、本展示会では「自治体DX」「地方創生」「地域防災」「スマートシティ推進」「自治体向けサービス」「インフラメンテナンス」「地域福祉」の7つのテーマに特化した専門展を開催。
各展示エリアでは、ただの製品紹介に留まらず、自治体が直面する課題に対する実践的な解決策を提案する。これにより、地域のニーズに応じたサービスや技術を紹介し、効率の良い行政運営を支えるツールが集まることでしょう。
最前線の技術を紹介
自治体・公共Weekでは、最新の技術やサービスも多数展示される。特に注目されるのはAIを活用した防災サービス。具体的には、以下のような製品が紹介される予定です。
1. VoiceOn LLM:対話型AIアバターコンシェルジュ
株式会社IP DREAMが開発した「VoiceOn LLM」は、生成AIと多言語翻訳技術を駆使した対話型コンシェルジュです。東京都の実証事業に採択され、観光や防災をテーマにしたサービスを提供。音声やテキストを通じての直感的なインターフェースにより、誰でも簡単に利用できる。これにより、地域の情報発信力が向上し、国際的な観光地としての魅力も引き出します。
2. Hydro-Flood:AIハイブリッド洪水予測システム
株式会社ハイドロ総合技術研究所の「Hydro-Flood」は、AIモデルと物理モデルを組み合わせたハイブリッド洪水予測システム。最大24時間先の河川水位をリアルタイムで予測できるため、防災対策に革新をもたらす可能性を秘めています。地域ごとの特性に合わせた高精度な予測が可能なため、効果的な洪水対策に貢献するでしょう。
3. Clesana(クレサナ):高品質ウォーターレストイレ
災害時や医療現場での利用に最適な「Clesana」は、フィルムを熱溶接して処理するトイレで、水を使わずに安全な環境を提供。完全密閉された設計により、臭いも防ぎ、衛生的な処理が可能です。特に能登半島地震での被災地支援において、地域のニーズに応える新たなソリューションとして注目されています。
4. METAMO+(メタモプラス)防災・変形シリーズ
サカセ化学工業株式会社が手がける「METAMO+」は、運搬や集荷、受付台としての機能を持ちながら、災害時には簡易介助チェアに変形する優れた製品です。お年寄りや体の不自由な方へのサポートを使命としたこの商品は、特に災害時の人道支援として重宝されるでしょう。
参加方法と詳細
自治体・公共Weekは、2025年7月2日から4日まで、東京ビッグサイトで開催されます。主催は自治体・公共Week実行委員会で、企画・運営をRX Japan株式会社が担当。そのほか、総務省や全国市長会、全国町村会が後援し、地域活性化センターが特別支援を行います。
【開催概要】
- - 【会期】2025年7月2日(水)〜4日(金) 10:00〜17:00
- - 【会場】東京ビッグサイト(南1~4ホール)
- - 【問い合わせ】RX Japan株式会社 自治体・公共 Week事務局(Tel:03-3349-8531、E-mail:[email protected])
この機会に、自治体の現状と未来を考えるための展示会を訪れてみてはいかがでしょうか。