宮古島の動物救助
2019-02-28 09:45:11

宮古島アニマルレスキュー、新たなシェルターを目指しクラウドファンディングに挑戦!

宮古島アニマルレスキューチームの新たな挑戦



宮古島における動物の保護活動を行う「宮古島アニマルレスキューチーム」が、さらなる施設拡充を目指してクラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、犬や猫たちにより良い生活環境を提供することを目的としており、現在60頭以上の犬と20匹の猫が保護されています。新たなシェルター建設が急務となっている背景には、現施設の過密状態があります。

現況と苦悩


現在のシェルターでは、犬80頭分のケージが確保されていますが、小型犬は複数頭で一つのケージを共有する状況です。このため、長時間過ごすには十分なスペースとは言えず、犬たちのストレスや運動不足が懸念されています。また、ドッグランの数も不足しており、犬たちは多くの時間をケージ内で待機せざるをえません。できる限り多くの犬が自由に運動できる環境を整えることが急務です。

新しい施設の必要性


新たに提案されている施設には、犬・人に馴れない野犬専用のエリアが設けられる予定です。保健所から引き出されたばかりの野犬たちは、たくさんの犬や人と共生することができず、大きなストレスを抱えています。新しい空間を確保することで、少しずつ新しい環境に慣れることを支援し、将来的に幸せな家庭へと導くことを目指しています。

また、現在は共生空間として仮設的に運用されている猫部屋についても、白血病などの病気に感染している猫のための隔離スペースが不足しており、改善が求められています。これらの理由から、シェルターには新設が必要不可欠です。

地元の皆さまへの呼びかけ


活動を進めている中で、代表の中原絵梨奈さんは、地域の理解と協力がなければシェルターの運営や拡充は難しいと強調しています。「この場所は犬・猫にとって仮の家であり、彼らが真の家族を見つけるまでの大切なサポートをする役割を担っています。共生のために特別なケアが必要な犬たちにも配慮した環境を整えたい」と語っています。

未来に向けての展望


「Miyakojima 1_2 Park」という新施設は、単なるシェルターではなく、保護犬・猫のための医療やカフェ、リユースショップなど、多岐にわたるサービスを提供することが期待されています。これにより、保護活動の資金を確保しながら、地元の認知を高めていきたいと考えています。

昨今の犬・猫の保護活動は難しい道ですが、地元の方々と協力しながら、継続的な支援を通じて着実に進めていく所存です。今後も、より多くの人々に宮古島の犬・猫たちの現状を知ってもらい、サポートをお願いできればと願っています。

一人ひとりの力が集まることで、宮古島の犬・猫たちに新しい希望を届けることができるのです。皆さまの温かいご支援をお待ちしています。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人KATZOC
住所
神戸市灘区大石東町5-2-5大石ファーストビル2階
電話番号
078-802-0020

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。