新防災プログラム開始
2020-09-08 10:07:27
宿泊施設の防災力向上を目指す新プログラムの始動
宿泊施設の防災力向上を目指す新プログラムの始動
一般社団法人日本環境保健機構(JEHO)と株式会社イオタは、宿泊施設の防災機能を強化するための「借り上げ福祉避難所推進プログラム」を新たに開始しました。このプログラムは、特に災害時における宿泊施設の役割を再評価し、住民の安全を確保することを目的としています。
プログラムの概要
この推進プログラムでは、まず宿泊施設の責任者やスタッフを対象に、避難所としての開設や運営に関するオンライン研修が行われます。この研修に参加することで、宿泊施設の利用者は必要な知識と技術を習得することができます。実際のプログラム内容は、以下のようになります。
1. オンライン研修
施設責任者や各部署の担当者向けに、宿泊施設の管理に関する専門研修を行います(時間:約3時間)。
2. 一般従業員向け研修
全ての従業員を対象にした研修を実施し、避難所運営に対する理解を深めます。
3. 実践的な開設・運営訓練
実際に宿泊を希望する方々(10名程度)を対象に、ホテルや旅館での避難所運営に関するトレーニングが行われる予定です(時間:約3時間)。
認証制度の導入
さらに、このプログラムを受講した宿泊施設には「借り上げ福祉避難所推進施設」の認証が与えられ、その証明として福祉避難所としての運営能力を証明することができます。この認証は、3年ごとに実施される研修を経て更新されるため、常に最新の防災知識を維持することが求められます。
背景と目的
このプログラムは、内閣府が推奨する宿泊施設の活用を考慮して、地域ごとの福祉避難所機能の充実を目指すものです。最近の災害において、宿泊施設が有効な避難先として利用される場面が増えてきましたが、その運営に関するノウハウが不足しているという現状があります。
今回の取り組みは、全国に1200を超えるホテルや旅館が対象となる見込みで、地域住民の安全を守るために重要な役割を果たすことでしょう。
まとめ
一般社団法人日本環境保健機構と株式会社イオタの新たな取り組みは、宿泊施設が地域の防災の要となることを目指しています。これにより、地域住民が安心して避難できる場所を提供できる体制を整えることが期待されます。 昨今の自然災害の影響を受け、地域社会としての連携を強化し、全ての人が安全に過ごせる未来を目指すこのプロジェクトから目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人日本環境保健機構
- 住所
- 東京都中央区日本橋堀留町1-11-5日本橋吉泉ビル2F
- 電話番号
-
03-6869-8270