スタートアップの未来を支える「CxO-Pass」サービス
日本のスタートアップシーンに新たな風を吹き込む「CxO-Pass」のサービスが、2024年9月25日よりリリースされる。このサービスは、スタートアップのCxOポジションを副業からスタートできるマッチングサービスとして、株式会社StartPassとアクシスコンサルティングの業務提携を強化した成果である。
スタートアップの課題と解決策
人口減少社会において、スタートアップによるイノベーションは急務である。特に「人」の確保は、スタートアップの成長におけるボトルネックとなっている。これまで、スタートアップは資金調達がある程度可能になったものの、必要な人材を確保することが難しい状況が続いていた。ここで「CxO-Pass」が登場する。これは、優秀なコンサルタントがスタートアップでの経験を積む機会を提供するもので、企業と人材のマッチングを強化する。
「CxO-Pass」とはどんなサービスか?
「CxO-Pass」は、スタートアップ企業のファウンダーとコンサルタントをつなぐプラットフォームだ。主にシードやアーリーフェイズのスタートアップに特化したCxOポジションの求人を提供する。このサービスでは、スタートアップが自身の経営課題を理解した上で、直接ファウンダーからヒアリングした情報をもとにした求人をアクシスコンサルティングが用意する。
特筆すべきは、副業としてのCxOポジションに特化している点である。これは、求職者が現職を維持しつつ新たな可能性を模索できるよう配慮された働き方で、ファウンダーにとっても組織文化との相性を見極める手段となる。
サービス開始に際しての声
この新サービスに対する期待の声も多い。特に株式会社タイミーの元取締役、副社長である川島諒一氏は「CxO-Passがあれば、シード・アーリー期のスタートアップが抱える人材確保の課題を解決できる」と語る。彼の経験から見ても、スタートアップの副業CxOがもたらす利益は計り知れない。彼はこのサービスが新たな人材との出会いをもたらすとともに、ファウンダーが求める人材との適性を可視化する役割を果たすと強く信じている。
スタートアップからの注目の声
さらに、実際にCxO-Passを利用したいスタートアップからのフィードバックも届いている。AKAERU株式会社の岡田知拓氏は、高齢化社会という社会課題に挑む彼の会社にとって、CxO-Passが「他にはない貴重な接点」となっていると述べている。また、Dマツリテクノロジーズの吉田圭汰氏は、新たなビジネスモデルを作る上で、CxO-Passの提供する機会が重要だと強調している。
まとめ
「CxO-Pass」は、スタートアップと優れた人材をつなぐ架け橋としての役割を果たし、企業にとっての課題解決はもちろんのこと、個々人のキャリア形成にも寄与することが期待されている。今後、日本のスタートアップがどのように成長し続けるか、その一端を担う「CxO-Pass」の活躍に注目したい。