横浜市が提案するアイデア募集の背景
横浜市では、毎年数万通に及ぶ納税通知書を市民に発送しています。この業務は各区役所の税務課において行われており、その中には固定資産税や軽自動車税、市県民税などが含まれます。特に、4月から6月にかけては、納税通知書の発送が集中し、業務の重要性が増します。そこで、横浜市は「YOKOHAMA Hack!」というプラットフォームを通して、郵便物の数量カウント業務の効率化に向けたアイデアを集めています。
現状と課題
税務課だけでなく、他の部署でも多数の郵便物が発生し、通数の確認作業が職員にとって大きな負担となっています。納税通知書の発送には、納品時と発送直前に通数を確認する必要があり、手作業で行う場合は膨大な時間と労力を要します。特に、郵便物の差し替えや抜き取りが頻繁に発生するため、作業は複雑になります。このような状況が全庁的な課題であることから、デジタル技術を活用した解決策が求められています。
望ましい解決策
横浜市が求めているのは、大量の郵便物を効率的かつ正確にカウントするための仕組みです。特に、以下のポイントが実現されることが望まれています:
- - 通数を正確に確認できる仕組み(画像解析やセンサー技術など)
- - 封緘や箱詰め状態でのカウントが可能であること
- - 封筒の厚みや色のバリエーションに対応可能
- - 輪ゴムで束ねた状態でもカウントができる
- - 詰める方向の縦横混在に対応
- - 圧着はがきにも対応
これらの要件を満たす新たなアイデアを募集しています。アイデア提供者は、提出後にヒアリングがあり、さらに詳しい内容を聞かせてもらうチャンスも設けられています。
提案スケジュールと連絡事項
アイデアの提案は、2025年12月5日(金)まで受け付けられています。なお、応募したアイデアは他部署と共有されることがあるため、その点についても考慮が必要です。また、提案者の企業名がWEBサイトに掲載される場合があり、公開を希望しない方はその旨を伝える必要があります。
YOKOHAMA Hack! とは?
「YOKOHAMA Hack!」は、横浜市がDX推進の一環として運営しているプラットフォームです。行政が抱える課題に対し、民間企業のデジタル技術をマッチングさせることで解決を目指しています。郵便物の数量カウントに関するアイデアも、その一環として大いに期待されています。
興味のある方は、公式サイトでのメンバー登録を行い、ぜひ新たな発想を提案してみてください。具体的な提案を期待しています!
お問い合わせ
YOKOHAMA Hack! に関しての詳細は、横浜市のデジタル統括本部 デジタル・デザイン室長の洲崎正晴氏までご連絡ください。電話番号: 045-671-4761
横浜市の未来を共に創る手助けをぜひしていきましょう!