健康権と人権の理解を深めるウェビナー
2024年12月14日(土曜日)の午後2時から、ウェビナー形式で「国内外の人権法と在日外国人の健康権について」セミナーが開催されます。このウェビナーは、すべての人々の権利を認識し、特に日本における在日外国人の健康権について理解を深める貴重な機会です。
日本における多文化共生の現状
日本は近年、多民族化が進み、多文化共生社会としての道を歩んでいます。現在では、日本に住む人々の36人に1人が外国籍であり、新生児の約24人に1人は外国籍の親を持つと言われています。こうした背景からも、外国籍の方々がどのように健康権を享受し、またその権利がどのように保障されているかを考察する必要があります。
健康権の定義と重要性
世界保健機関(WHO)では、健康とは身体的、精神的、社会的な状態を指し、あらゆる人が差別を受けることなく最高の健康を享受する権利があるとされています。この健康に関する権利が「健康権」です。在日外国人も例外ではなく、彼らにも健康権が保障されるべきであり、その理解は私たちの社会全体の健康の質を高めることに繋がります。
セミナーの概要と目的
今回のウェビナーでは、在日外国人の保健医療福祉および健康支援のあり方について、国内外の人権法の視点から学びます。特に、「無差別・内外人平等」という原則を深く理解することが目的です。これにより、現場での実践に役立つ知見や倫理観を再認識し、より良い支援ができるようになることを目指します。
スピーカーの紹介
スピーカーとして登壇するのは、長崎県立大学名誉教授である李節子氏です。彼女は千葉大学看護学部を卒業後、1995年に東京大学で保健学の博士号を取得し、その後、様々な大学で教鞭を執り、数多くの著書を執筆してきました。彼女は日本国際保健医療学会の移民の健康委員会のメンバーとしても活躍しており、実践的かつ理論的な知識を持っています。
参加の詳細
ウェビナーはオンラインで開催され、参加費は無料です。参加を希望する方は、13時45分から入室が可能で、開始時刻は14時です。申し込みは
こちらのリンクをクリックして行ってください。問い合わせは、シェア=国際保健協力市民の会の山本さんまで、03-5807-7581または
[email protected]までご連絡ください。
まとめ
このセミナーは、在日外国人の健康権や人権法についての理解を深める素晴らしい機会です。多文化共生社会における課題を認識し、今後の社会にどう対応していくべきかを考える健康権のセミナーにぜひご参加ください。