洋服を大切に長く愛用する「スローワードローブ プロジェクト」始動
近年、環境問題への意識が高まる中、ファッション業界でもサステナビリティへの取り組みが加速しています。この流れを受け、株式会社ハースト婦人画報社のオンラインセレクトショップ『ELLE SHOP』、株式会社白洋舍のクリーニングサービス、そして株式会社ティンパンアレイが運営するユーズドセレクトショップ「ラグタグ」の3社は、洋服を長く大切にする「スローワードローブ プロジェクト」を本格始動しました。
このプロジェクトは、洋服の購入からメンテナンス、そして再販までを一貫してサポートすることで、洋服の廃棄を減らし、持続可能なファッションライフスタイルの実現を目指しています。
3社が連携し、洋服のライフサイクルを長く
『ELLE SHOP』は、環境や人権に配慮したサステナブルなアイテムの販売を強化しており、ユーザーの71%がサステナブルな商品を求めているというアンケート結果も発表しています。一方、白洋舍は、長年培ってきたクリーニング技術で洋服を丁寧にメンテナンスし、長く愛用できるようサポート。そして「ラグタグ」は、不要になった洋服を買い取り、新たな持ち主のもとへ届け、洋服の価値を最大限に活かす役割を担っています。
3社の連携により、洋服の購入からメンテナンス、そして再販までの一連の流れがスムーズになり、お客様は洋服を長く愛用することが可能になります。さらに、洋服の廃棄量削減にも貢献し、環境保護にもつながります。
「スローワードローブ」とは?
「スローワードローブ」とは、洋服を大切に長く愛用することで、廃棄量を減らし、持続可能なファッションを実現するライフスタイルです。このプロジェクトでは、以下の3つのメリットを追求しています。
消費者の意識改革:洋服を大切にする文化を醸成し、持続可能な消費行動を促進します。
環境保護:洋服の廃棄量を減らし、資源の無駄遣いを防ぎます。
経済的価値の創出:中古市場での再販により、洋服の価値を最大限に活用します。
具体的な取り組み
「スローワードローブ プロジェクト」では、以下の取り組みを実施しています。
『ELLE SHOP』の専用ページから白洋舍の「らくらく宅配便」と「ラグタグ」の「宅配買取」へ申し込みを行うと、金額に応じたエル・ショップポイントが付与されます。
* 今後は、3社のアプリ連携によるシームレスな相互送客を視野に入れており、お客様の利便性を高めながら、洋服のライフサイクル長期化を目指しています。
「ラグタグ」の取り組み
「ラグタグ」は、創業以来、リユース事業を通して、多くの人にファッションの楽しさを提供してきました。年間80万着もの洋服を買い取り、販売することで、環境保護にも大きく貢献しています。
「ラグタグ」では、高品質な商品を中心に買取・販売を行っています。お客様から買い取った洋服は、専門業者によるクリーニングやしみ抜き、自社でのオゾン消臭など、丁寧にメンテナンスを行い、安心して着用できる状態に仕上げています。
また、販売が難しい商材の生地や部品を用いてリメイク商品として販売する衣服のアップサイクルにも積極的に取り組んでいます。回収衣服の国内販売率は98%を超え、良いものを長く使い続ける循環型の社会づくりに貢献しています。
「スローワードローブ プロジェクト」で、ファッションの未来を変えよう!
「スローワードローブ プロジェクト」は、ファッション業界の未来を変える取り組みです。洋服を大切に長く愛用する文化を育み、環境保護と経済的価値の創出を両立することで、より良い未来を創造していきます。
「スローワードローブ プロジェクト」への期待
「スローワードローブ プロジェクト」は、ファッション業界におけるサステナビリティの取り組みとして非常に注目すべきプロジェクトです。ELLE SHOP、白洋舍、RAGTAGというそれぞれの分野で高い専門性を持つ3社がタッグを組むことで、洋服のライフサイクル全体を見据えた、総合的なサービスを提供しています。
特に、3社のアプリ連携によるシームレスな相互送客は、ユーザーにとって非常に利便性が高いと言えるでしょう。洋服のクリーニングや買取をスムーズに行うことができ、面倒な手続きや手間を省くことができます。また、ポイント還元などの特典も用意されているため、経済的なメリットも享受できます。
このプロジェクトが成功すれば、洋服を長く大切にする文化が育ち、環境問題への意識も高まることが期待されます。さらに、中古市場の活性化にもつながり、ファッション業界全体の持続可能性向上に貢献できるでしょう。
一方で、課題もいくつか存在します。例えば、すべてのユーザーが「スローワードローブ」という概念を受け入れるとは限りません。また、中古市場の流通システムの整備や、品質管理の徹底など、解決すべき課題も多くあります。
しかし、3社がそれぞれの強みを活かし、連携することで、これらの課題を克服し、プロジェクトを成功させることは十分に可能だと考えられます。今後の展開に期待するとともに、プロジェクトが社会に広く浸透し、持続可能なファッションライフスタイルの実現に貢献することを願っています。