人気作家・新川帆立氏の最新刊『ひまわり』が11月13日に発売されました。本書は、司法試験で音声入力ソフトの使用が認められるきっかけとなった、実在の弁護士・菅原崇氏に話を伺い、リハビリや四肢麻痺で暮らすことの困難さを徹底的に取材した作品です。
『元彼の遺言状』『競争の番人』『女の国会』と話題作を次々と発表し続ける新川氏ですが、本作は23の地方紙連載中から大きな反響を呼びました。
体に不自由を抱えながらも、何度も訪れるピンチに怯むことなく、言葉で人と繋がり、支えられ、また人を支える側にもなっていく主人公・ひまりの姿は、多くの読者に勇気を与えるでしょう。
新川氏は、本書について「前半のリハビリに励むパートは、体調不良を抱える方や、ご家族の介護をしている方に身近に感じてもらえるのではないかと思います。後半の受験パートは、司法試験の問題の面白さを皆さんに追体験してもらおうと思いながら書きました」と語っています。元弁護士としての経験を生かした、新川氏渾身の新作に期待が高まります。
『ひまわり』は、司法試験という厳しい世界に挑む主人公の姿を通して、人生における困難や希望、そして人の繋がりについて深く考えさせられる作品です。ぜひ手に取ってみてください。