住宅着工統計、5月は減少傾向 - 建築物着工統計も減少
国土交通省が発表した令和6年5月分の建築着工統計調査によると、住宅着工件数は前年同月比5.3%減と、減少傾向が続いている。持ち家、貸家、分譲住宅すべてで減少が見られたことが要因となっている。季節調整済年率換算値でも前月比7.6%の減少となった。
一方、建築物着工統計では、事務所、店舗、工場の着工件数は増加したものの、倉庫の減少が全体を押し下げ、減少となった。
住宅着工統計の詳細
5月の新設住宅着工件数は、持ち家、貸家、分譲住宅がすべて減少したため、全体で前年同月比5.3%の減少となった。季節調整済年率換算値では前月比7.6%の減少となった。
国土交通省は、住宅着工の減少について、金利上昇や物価高騰による住宅購入意欲の低下などが影響していると考えている。
建築物着工統計の詳細
前年同月と比較すると、事務所、店舗、工場は増加したが、倉庫が減少したため、全体で減少となった。
国土交通省は、建築物着工の減少について、原材料価格の高騰や人手不足などが影響していると考えている。
今後の見通し
国土交通省は、今後とも建築着工統計調査を継続し、住宅市場や建築市場の動向を注視していくとしている。
建築着工統計調査とは
建築着工統計調査は、国土交通省が毎月実施している調査で、全国の建築物の着工件数、延べ面積、建築費などを調査している。この調査は、建築市場の動向を把握するために重要な統計データとなっている。
建築着工統計調査の詳細情報
建築着工統計調査の詳細情報は、国土交通省のウェブサイトで公開されている。
- - 建築着工統計の集計結果はこちら(政府統計の総合窓口(e-Stat))
- - 住宅着工統計の集計結果はこちら(政府統計の総合窓口(e-Stat))
- - 【月次】集計事項/集計範囲一覧表 (Excel ファイル)
- - 時系列表についてはこちら
- - 建築着工統計調査(PDF)
お問い合わせ先
国土交通省総合政策局 情報政策課 建設経済統計調査室
TEL:(03)5253-8111
(内線28ー648、28ー647)