吉野家が誇る職人技、優勝者の栄誉
株式会社吉野家(本社:東京都中央区)が、3月4日に行った東日本店長集会で、「肉盛り実技グランドチャンピオン大会」と「キッチンマスターチャンピオン大会」の優勝者を表彰しました。この大会は、全国で展開する1,259店舗の中から最高の牛丼作りの達人を決定するイベントです。
最高の牛丼を作る職人たち
吉野家では、牛丼の美味しさを支えるため、1977年以降、「肉盛り実技グランドチャンピオン大会」を開催しています。この大会では、「美味しい煮肉」、「盛り付けの速さや美しさ」、「お客様への細やかな配慮」の約70項目が厳しく審査され、グランドチャンピオンの栄誉が与えられます。2025年の全国決戦では、浜松若林店の奥村和也さんが見事にチャンピオンに輝きました。奥村さんは、この大会に4度目の参加で初めての栄光を手にしました。
奥村さんは過去にも全国決戦へ進出した経験があり、2017年に準グランプリを受賞。彼の牛丼へのこだわりは、こだわりの高温調理による脂抜きと肉と玉ねぎのバランスにあります。彼にとって美味しい牛丼とは、飽きることがなく、また食べたくなるような味わいなのです。
効率的な店舗運営の技術
さらに、「キッチンマスターチャンピオン大会」では、店舗運営の達人を選出します。2025年の全国決戦での優勝者は、福岡県の10号線片野店の河田賢さん。河田さんは2014年からアルバイトとして吉野家に入社し、今回の優勝でアルバイトで初めてのチャンピオンとなりました。店舗運営において彼が大切にしているのは、マニュアルの理解と、共に働く仲間との連携です。
河田さんは優勝後、「一生懸命やっていると、協力してくれる人が多いと実感しました」と、その喜びを語っています。彼の運営理念は、店舗全体の雰囲気を把握し、効率的な調理とサービスを提供することにあります。
成長の場としての大会
これらの大会を通じて、参加者たちは互いに刺激を受け、新たな気づきが得られることでしょう。吉野家は「For the People」という理念のもと、従業員の成長が顧客へのサービスの質を高めると考えています。多様性を尊重し、個々の力を活かすことで、顧客ニーズに応じた価値を生み出し続ける姿勢が、企業の持続的成長に寄与しています。
125年の歴史を持つ吉野家
吉野家は創業125年を迎え、今後も牛丼の美味しさを追求し続け、全てのお客様に最高の店舗体験を提供することを目指しています。牛丼作りのプロフェッショナルが集まり、スキルを競うことで、店舗のクオリティも一層向上することでしょう。このような取り組みを通じて、今後も多くの人々に愛されるブランドであり続けることを願っています。