ワールド・ビジョン・ジャパンの取り組み
国際NGOであるワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、環境や紛争により避難を余儀なくされる世界中の子どもたちを支援しています。6月から7月にかけて開催される「難民支援キャンペーン」の一環として、6月14日にはシリア難民の子どもたちに関する対談イベントが行われました。
このキャンペーンは、SNSや公式ウェブサイトを通じて、難民の子どもたちの実際の生活やつらい状況を広く伝えることを目的としています。WVJは、「私が見た難民の希望の物語」と題したショート動画シリーズを制作し、支援活動の必要性を訴えています。
希望を育む子どもたち
現在、世界中には1億2,200万人以上の難民と避難民がおり、その中でも子どもたちが非常に多くを占めています。多くの子どもが、家を追われ、教育や遊びの機会を奪われていますが、WVJのスタッフはそんな厳しい状況の中でも、教育の質を向上させるために努めており、子どもたちの未来への希望を育んでいます。
例えば、南スーダンからウガンダの難民キャンプに逃れてきた15歳の少女は、祖国を思う強い決意を語り、彼女の物語は希望の象徴となっています。また、ヨルダンに避難してきた別の少女は、インクルーシブ教育プログラムの支援を受けて学校に通うようになり、自らの夢を育んでいる様子が描かれています。
ショート動画シリーズの展開
WVJは、シリア、ウガンダ、バングラデシュなど、様々な地域の難民の物語を収めたショート動画シリーズを公開しています。この中には、ヨルダンに避難している少女やロヒンギャ避難民の女性たちが描かれたストーリーが含まれています。これらの動画は、公式YouTubeチャンネルで視聴可能です。
シリア出身のスタッフによる手記
さらに、シリア出身のWVJスタッフであるサーミルは、シリアを離れてから12年ぶりに帰郷し、厳しい現実を目の当たりにしました。彼は「シリアの子どもたちには、より良い未来が与えられるべきだ」と訴えかけ、同じ思いを持つ人々と共に希望を信じて進むことを誓っています。彼の手記は、シリアの現実を知る貴重な証言となっています。
募金活動への呼びかけ
現在、紛争や自然災害の影響を受ける地域では、避難を強いられた子どもたちが急増しています。彼らに学びの機会を提供し、希望を支える活動への寄付を呼びかけています。寄付金は、WVJの難民支援活動に活用されます。
ワールド・ビジョン・ジャパンについて
ワールド・ビジョン・ジャパンは、キリスト教の精神に基づき、困難な状況にある子どもたちのために活動する国際NGOです。約100カ国での活動を通じて、貧困や紛争に苦しむ子どもたちに希望を届けています。