eラーニングシステムの導入状況と課題
株式会社デージーネットが、2025年4月23日から25日まで開催されたJapan DX Week 春において実施した『社内研修のIT化 利用ツール』に関するアンケートの結果を公表しました。今回の調査は2024年に続き、社内研修でのIT化の状況を確認するものであり、特にeラーニングシステムの利用状況に焦点を当てています。
調査の概要
本調査は、デージーネットのブースに訪れた企業の担当者112名を対象に行われました。その結果、社内研修においてeラーニングシステムを利用している企業は41.3%に達しており、依然として多くの企業がこのシステムを取り入れています。
eラーニングシステムの導入状況
調査結果によれば、eラーニングシステムが最も多く利用されている一方で、2024年と比較してその割合は大きく変化していないことが分かりました。社内研修で取り入れられている他のITシステムとしては、ウェビナーやWeb会議システムが21.2%、システムを利用していない企業は20.2%となっており、システムの導入が一向に進まない現状も垣間見えます。
システム未導入の理由
特に注目すべきは、システムを利用していない理由の中で最も多かったのが『システム導入のコストが高い』という点で、42%の企業がこの理由を挙げています。これは2024年と比較して6.4%の増加を示しており、コストがシステム導入の大きな障壁となっていることを意味します。さらに、2番目に多い『ITリテラシー不足』の理由との間の差が大きく開いていることも注目されます。
企業の関心度
また、今後の展望として、企業が現在関心を持っているシステムの中でeラーニングシステムは3番目に多く、2024年と比較して7.2%の増加が見られました。これは、特にリモート研修の普及と働き方改革が影響していると考えられます。
導入の課題と今後の展望
全体として、本調査の結果からはeラーニングの利用が依然として多いものの、コストの問題が新たに顕在化していることが分かります。物価の上昇や中小企業のIT予算の制限が影響を及ぼしている可能性が高いです。これにより、今後はコスト面での手軽な導入が可能なeラーニングシステムが求められることが予想されます。
デージーネットの推奨システム
デージーネットでは、オープンソースソフトウェア(OSS)を利用した『LearNET』というeラーニングシステムを提案しています。このシステムはライセンス費用が不要で、コストを抑えて導入できるメリットがあります。さらに、社内の機密情報を安全に保管できるオンプレミス環境を提供しており、講師が受講者の進行状況を管理することも可能です。
結論
現代では、教育手段としてのeラーニングの価値が再認識されつつあり、企業のニーズも高まっています。しかし、依然としてコストが大きな壁となっている現状を考慮しつつ、より手頃で取り入れやすいシステムの開発が求められます。デージーネットのような企業の支援が、特に中小企業にとっても極めて重要です。
詳細な情報や具体的な導入事例については、株式会社デージーネットの公式サイトをご覧ください。