新任JLL日本リサーチ事業部長に大久保寛氏が就任

JLL日本リサーチ事業部長に大久保寛氏が就任

2025年11月17日、東京都千代田区に本社を置く総合不動産サービス大手のJLLは、大久保寛氏を日本のリサーチ事業部長に任命したと発表しました。この人事は、急速に変化する不動産市場におけるリサーチ体制の強化を目指すものです。

大久保氏は、金融および不動産業界で30年以上の豊富な経歴を持っており、JLLの日本法人でリサーチ部門を統括することになります。彼は、グローバルなチームと連携しながら、不動産市場の調査や市況予測、マクロ経済・投資分析に加え、さまざまなレポートや刊行物を発行していく予定です。

河西利信社長は、「近年の不動産市場は、伝統的な取引形態だけでなく、証券化や不動産の多様化が進んでいる」と述べ、グローバルな視点での市場分析が重要であると強調しました。これにより、国内外の金融機関や不動産会社に対して、より多角的な分析と考察を提供することが期待されています。

大久保氏の略歴

大久保氏は、JLL入社前にCBREのリサーチ部門で責任者を務め、オフィスや物流、商業施設のリサーチを統括していました。さらに、アジア太平洋地域の投資市場リサーチをリードした経歴もあり、国内外の投資銀行や証券会社での業務経験も有しています。これまで培った専門知識を活かし、JLLのリサーチ体制の充実を図ります。

JLLについて

JLL（ジョーンズラングラサールインコーポレイテッド）は、全世界で多様な不動産サービスを提供しています。オフィスやリテール、工業、ホテル、住宅など、多岐にわたる分野をサポートし、2024年には約234億米ドルの売上を見込んでいます。フォーチュン500に選出された同社は、「Shape the future of real estate for a better world（不動産の未来を拓き、より良い世界へ）」という理念のもと、顧客や地域社会への貢献にも注力しています。

大久保寛氏の就任によって、JLLはさらに強化されたリサーチ力を持ち、変化する市場環境に柔軟に対応していくことでしょう。今後、どのような成果を上げていくのか、業界関係者から注目が集まります。

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