阪急電鉄が新たな安全対策を導入、SWANSの防護眼鏡を採用

阪急電鉄がSWANS防護眼鏡を正式採用

阪急電鉄株式会社が、山本光学株式会社が製造するSWANSの『運行業務者用防護めがね』を正式に採用し、2025年7月から本格導入を始めることが決まりました。この決定は、4月から5月にかけて行われた試験導入の結果を受けてのもので、運転士からの評価が大きな要因であるとされています。

安全対策の重要性

近年、交通機関の安全対策はますます重要視されています。阪急電鉄は、大阪・京都・神戸エリアを結ぶ重要な私鉄であり、その安全運行を支えるためには、最新の技術と製品が必要不可欠です。このたび採用されたSWANSの防護眼鏡は、特に直射日光や反射光を軽減し、信号や標識の視認性向上に貢献します。

製品特長

SWANSの『運行業務者用防護めがね』は、フリップアップ機能付きのモデルとして設計されています。これにより、トンネル入る際に手元で簡単にレンズを跳ね上げ、自然な視界を確保できます。使用されている偏光レンズは、可視光線透過率約40%で、まぶしさや映り込みを軽減することができます。そのため、運転士が快適に業務を行えるような工夫がなされています。

軽量で耐久性のあるデザイン

この防護眼鏡は、軽量で、耐衝撃性に優れたポリカーボネート素材で作られており、運転士がストレスなく着用できる設計となっています。さらに、フレームはベータチタン製で、しなやかで快適なフィット感を提供します。

試験導入の結果

阪急電鉄が行った試験導入では、運転士から非常に良い評価を得ています。具体的には、まぶしさの軽減と信号・標識の視認性向上が確認され、これが業務の効率性向上や疲労軽減につながることが期待されています。また、SWANSは他社でも導入実績が豊富であることから、その信頼性も評価の一因とされています。

今後の展望

山本光学株式会社は、引き続き『Comfortable Safety（快適な安全）』を事業のコンセプトとし、さらなる製品開発に努めていくと述べています。交通インフラを支える業務従事者やスポーツ愛好者に、安全で快適な視界を提供することを目指しています。阪急電鉄とのパートナーシップは、この目標を実現するための重要なステップとなります。