おのだサンパークが3年連続でデベロッパー大賞ES賞を受賞！

おのだサンパークが見せた成果

山口県を拠点にしている富士商グループが運営する「おのだサンパーク」が、2024年度第27回テナントが選んだデベロッパー大賞でES（従業員満足度）賞を受賞しました。これにより、3年連続の受賞となり、地域の商業施設としての存在感を強めています。

デベロッパー大賞ES賞とは

「デベロッパー大賞ES賞」は、繊研新聞社が主催する全国的な表彰制度で、1998年からスタートしました。この賞は、全国の優良テナント企業による評価に基づいて授与され、「ES」とは「Employee Satisfaction（従業員満足度）」の略称です。テナントスタッフが「働きたい」「続けたい」と考えるような施設運営をしているデベロッパーに焦点を当てています。

審査基準は、施設全体の雰囲気、スタッフ同士の連携、安全な環境の整備、成長支援の研修制度など多岐にわたります。この中で全国から選ばれるデベロッパーは、わずか5施設のみ。競争は非常に厳しいものです。

受賞理由について

おのだサンパークがES賞を獲得した理由は、テナントやその従業員の声を基にした地道な改善活動にあります。具体的な取り組みとして、テナント従業員休憩室の改装が評価されました。新しいインテリアや照明を導入し、リラックスできる空間に生まれ変わりました。

また、防災教育や研修も定期的に行われており、テナント従業員に対して避難訓練や安全講習が実施されています。スタッフ同士の交流を促進するための仕組みづくりも行われており、テナント間の連携が深まっています。これにより、情報共有やスキルアップの機会が増え、全体的な雰囲気も向上しています。

さらに、テナントが利用できるコミュニティルームも新設され、ミーティングや作業スペースが整備されています。これらの取り組みは、テナントからの信頼を築く上で重要な役割を果たしています。加えて、おのだサンパークには140店舗が出店しており、54店舗が地域で唯一の店舗になっています。

表彰式の様子

今回の表彰式は、2025年5月30日に東京都内のロイヤルパークホテルで行われ、多くの施設関係者が集まりました。そこで、野口専務が代表として盾を受け取り、受賞の感想を語ったことが話題になりました。

今後の展望

今後のビジョンとして、施設運営責任者の野口専務は「選ばれる施設」としてさらなる魅力を追求する姿勢を示しています。「入りたい、働きたい施設」を目指し、さらなるESの向上に努めていくことを強調しました。

地域に根ざした商業施設

おのだサンパークは1983年の開業以来、地域の人々に支えられてきました。現在、約140店舗が出店し、その中には地域の「オンリーワン」の店舗が存在します。単なるショッピングの場に留まらず、子どもから高齢者までが集う「地域のコミュニティハブ」としての役割を果たしています。

今後は地域連携やSDGs推進、災害支援機能などを視野に入れた、持続可能なまちづくりを進めていくことでしょう。おのだサンパークはその進化を続け、地域のニーズに応え続ける商業施設として注目されています。