親子で終活
2021-12-16 11:00:11
親子で終活を話せない!? お墓迷子の実態と解決策
親子で終活を話せない!? お墓迷子の実態と解決策
年末年始は家族との絆を深める特別な時期ですが、意外にも多くの親子が『老後』や『終活』について話すことに抵抗を感じています。最近の意識調査によれば、親子でこの重要なテーマについて話したいと思っている人は実に6割以上。しかし、実際にそれを実践している親子はなんと4割未満という結果が出ました。これにより、会話を合意できていない『お墓迷子親子』の存在が浮き彫りになってきました。
どうして話せないのか
『老後の生活』や『終活』に対する話しにくさを感じる主な理由は、子世代が「気まずさ」や「場の空気を暗くしたくない」という心理的な抵抗から来ています。一方、親世代は、子供に気を使わせたくないために会話のタイミングを図ることが多いようです。このような事情から、実際に親子の間での会話が進まないのです。調査によると、親世代の約4割が「気をつかわせたくない」と回答し、また、子供達は「気まずさ」や「暗い雰囲気になること」に抵抗を持っています。
お墓に対する意識
特に気になるのは『お墓』に関する負担。調査からは91.9%の親が子供にお墓のことで負担をかけたくないと考えている一方、実際に準備ができている親はわずか21%という現実があります。これは、何をどうすればよいのか分からない悩みから来ており、年齢が上がるほどこの意識は高まる傾向があります。特に70歳以上でも約3割が準備に着手できていないのです。
子供たちは『金銭面での負担』や『お墓参りまでの距離』を主な悩みとして上げています。56.6%が金銭面の負担を危惧し、39.4%が墓参りの距離がネックだと感じています。これらの要因から、終活への取り組みが一層遠のいてしまうのです。
お墓参りへのアクセス
実に82.1%の人が親や先祖のお墓参りには行きたいと感じているものの、実際には41.7%が『距離が遠い』ことが原因で足を運べていないのが実態です。そのため、お墓の設置場所がどれだけ子供や孫が訪れやすいかが重要な指標となっています。理想的な距離として親世代の57.5%、子世代の60.2%は『30分台以内』を希望しています。
社会問題への対応
このような『お墓迷子親子』の問題を解決するためには、年末年始の会話を活用し、将来に向けた『終活』について家族で積極的に話し合うことが必要です。子世代が感じる負担軽減のためには、今後の生活スタイルを考慮したお墓選びが求められます。例えば、株式会社徳禅庵が提供する『転葬サービス』では、お墓を何度でも移動できる柔軟性があり、金銭的・物理的負担を軽減することが可能です。
まとめ
親や先祖を思う気持ちがあるからこそ、遺族に負担をかけたくないという心情が強まる今、『お墓迷子親子』という現象はますます増えていくでしょう。しかし、家族での円滑な会話により、お墓の問題を早期に解決することができれば、より良い未来を築く手助けになるはずです。家族の未来を共に考える時。今こそ、終活を始めるいい機会ではないでしょうか。
会社情報
- 会社名
-
株式会社徳禅庵
- 住所
- 東京都世田谷区駒沢二丁目12番3号大幸ビル7階
- 電話番号
-
03-5787-5791