不要な麦芽カスを活用した新たな挑戦
岐阜県瑞浪市の静かな釜戸町に、期待が膨らむベーカリー『かまどパン』が2026年3月29日にオープンする。この新しい店舗は、クラフトビールを醸造するカマドブリュワリーと連携し、廃棄されるはずの麦芽カスを料理に活用する、今までにない形のベーカリーだ。東海地方初の醸造所併設型のサステナブル・ベーカリーとして注目を集めている。
職人の新たな仲間たち
『かまどパン』の立ち上げには、パン職人の松阪鉄平と、醸造歴30年の丹羽智が中心となり支え合っている。松阪はカレーパングランプリでの金賞受賞歴を持つ腕利きの職人で、彼の技術が加わることで、質の高いパンが生まれることは間違いない。さらに、丹羽のクラフトビールの経験により、両者の連携が新たな料理文化の誕生を促している。
「目指すのは、大人も子供もワクワクする『遊園地のようなパン屋』です。」と松阪は熱意を語る。これまでの27年の経験を生かし、毎日を彩るバラエティ豊かなパンを提供することで、地域活性化を図る意気込みだ。
アップサイクルの魅力そのもの
『かまどパン』の最大の特徴は、クラフトビールの醸造過程で生じる麦芽カスを使用していることだ。この麦芽カスは、独自の製法により香ばしさを活かしたパン生地に練り込まれ、他では味わえない一品となる。パンとビールのペアリングは、まさにこの店舗の恵みと言える。
地域とのつながり
このプロジェクトは、クラウドファンディングを通じて地域内外の人々から1,000万円もの支援を集めた。地元の人々がこの新たなプロジェクトに期待を寄せるのも無理はない。自然豊かな環境の中で、パンとビールを楽しむ文化が根づくことは、地域の皆にとって重要な意味を持つだろう。
店舗情報・メニュー
『かまどパン』の店舗は、岐阜県瑞浪市釜戸町3137-3に位置し、カマドブリュワリーの併設施設として営業する。オープン日は2026年3月29日で、営業時間は10:00から18:00まで。パンが完売した時点で営業が終了するので、早めの訪問が推奨される。
主なメニューには、麦芽カスを使用したハードパン、金賞関連のカレーパン、ビールに合うおつまみパンなどが含まれる。特に、ビールと一緒に楽しむ「パン飲み」という新しい形の文化を楽しむことができる。
一体感のある体験を提供
『かまどパン』は単なるベーカリーではなく、パンとビールが交わる特別な場所を提供することが目指されている。パン職人と醸造家によるコラボレーションを通じて生まれる新たな味わいが、静かな山あいの町に賑わいをもたらすだろう。地域の人々だけでなく、観光客や他地域からの訪問者にも、ぜひ味わってほしい一店となる。
新しい「パン飲み」文化の拠点として、期待が高まる『かまどパン』。地元の魅力を感じながら、パンとビールの無限の可能性を楽しもう。