M2Bコミュニケーションズ、The Things IndustriesとLoRaWANで提携しIoTソリューションを強化

M2BコミュニケーションズがLoRaWAN市場での地位を確立

M2Bコミュニケーションズは、IoT向け通信方式の一つであるLoRaWANに注目し、世界的に知られるThe Things Industriesとの業務提携を発表しました。この提携により、双方の技術を統合し、より効果的なネットワークソリューションの提供を目指しています。

LoRaWANとは

LoRaWANは、低消費電力で長距離通信を実現するIoT向けの通信プロトコルです。この技術は、多くのデバイスが同時に接続されるIoT環境において、効率的なデータ通信を可能にします。M2Bは、LoRaWANを日本国内においていち早く展開しており、今回の提携によりさらにそのビジネスを強化する目的があります。

The Things Industriesの技術

The Things Industriesは、LoRaWANネットワークサーバーを開発しており、様々な環境で利用可能な特長を持っています。クラウドベースのSaaSモデルに加え、オンプレミスや組み込み型のソリューションも提供しているため、ユーザーは自らのニーズに合わせた最適なネットワーク環境を構築することができます。これにより、プライベートネットワークやオフラインネットワークなどの構築が円滑に行えるようになります。

柔軟なIoTプラットフォームの構築

M2BとThe Things Industriesの提携により、エンタープライズレベルのスケーラブルなIoTプラットフォームが実現されます。デバイスやゲートウェイを一括管理できる点は大きな利点であり、企業は急速に変化するビジネス環境に対応するための柔軟なソリューションを得ることができます。

世界最大のLoRaWANコミュニティ

The Things Industriesが展開するThe Things Networkは、世界中で95カ国で利用されているLoRaWANのオープンなコミュニティです。同コミュニティでは、多数の開発者やユーザーが情報を共有し、技術を進化させています。この強力なネットワークを活用することで、M2Bは日本国内のIoT市場での競争力をさらに向上させることが期待されています。