「cocony」の特徴とその背景
近年、供養のスタイルは多様化し、特にペットを家族として大切に思う人々の間で、思い出を形にする手元供養が注目されています。そんな時代の流れに合わせて、株式会社OurPlanが提唱する手元供養の新たなスタイル「cocony(ココニー)」が2025年12月5日に登場します。このプロダクトは、遺灰を手のひらに収まる小さな石へと変えるもので、インテリアのように扱える直感的なデザインが特徴です。
自然素材へのこだわり
「cocony」は、遺灰と自然素材を組み合わせることにより、化学物質を一切使用せずに作られた製品です。使用される素材には多治見地方の土が含まれており、これにより温かみを感じる優しい質感を実現しています。なんと、3kgの猫の遺灰からは約10個の石が生成され、家族やペットを身近に感じることができます。この小さな石を手に取ることで、亡くなった存在を感じることができ、その関係性をより深めることができるでしょう。
供養の新しい選択肢
「cocony」は、特定の形式を必要としない柔軟性を備えています。仏壇を持たない家庭でも開放的な形で供養を行うことができ、棚やデスク、あるいはただの思い出の品の近くに置くことができます。このように、「cocony」は生活空間に自然に溶け込み、供養の正解が分からない方や日常に馴染んだ形を求める方にとって、非常に魅力的な選択肢となっています。
今後の展開
サービスの開始にあたって、株式会社OurPlanは葬儀社や火葬場といった関連事業者との提携を進めています。これにより、有意義なアフターケアを提供し、見送った後の選択肢を広げることを目指しています。また、現段階ではペット向けの供養として展開されていますが、社会の変化に応じて人の手元供養への展開も計画されています。その際には慎重に検討しながら、より広範なニーズに応える作品を生み出していく予定です。
代表の思い
株式会社OurPlanの代表取締役である岩﨑洸樹氏は、幼少期からペットを家族の一員として育て、その思いを大切にしてきました。自らが直面したペットの死を通じて、日本でも「遺灰を石にする供養」のアイデアを取り入れ、生活の中に自然と融け込む新たな供養方法を提供することを目指しています。彼は「亡くなったペットをひとりにしない」ことに重きを置き、日常に寄り添う形での手元供養の実現を大切にしています。
まとめ
「cocony」は、自然素材のみを用いた新しい形の手元供養であり、今後の供養文化に新風を吹き込む存在となるでしょう。生活空間に溶け込みながらも、深い関係性を感じさせるその魅力は、多くの人々の心に響くものとなるはずです。ぜひ「cocony」の世界に触れてみてください。