スミリンフィルケアが開設する介護付有料老人ホーム「グランフォレスト登戸」

スミリンフィルケアが新たに「グランフォレスト登戸」を開設

住友林業グループのスミリンフィルケア株式会社が、介護付有料老人ホーム「グランフォレスト登戸」を神奈川県川崎市多摩区に開設します。新しい施設は2023年11月1日にオープンし、全78室からなる5階建ての鉄筋コンクリート造です。本記事では、特徴や提供されるサービス、地域への影響について詳しく解説します。

介護体制の強化とICTの導入

「グランフォレスト登戸」では、国の定める基準を上回る職員数を配置し、手厚い介護サービスを提供しています。具体的には、入居者3人に対して職員1人という一般的な基準を超え、2.5人に1人という配置となっており、入居者一人ひとりのケアが可能です。さらにICT見守りシステムを導入し、居室内の状態を常時監視して介護者がリアルタイムで情報を得ることができます。これにより、迅速かつ適切なサービスの提供が実現されます。

快適な居住空間の設計

「グランフォレスト登戸」の内装は、住友林業クレストの木質床材を使用しており、居住者がぬくもりを感じることができる空間を実現しています。床材には転倒防止機能が施されており、安全性にも配慮されています。また、各階は異なるイメージ色で色分けされているため、入居者が自分の居場所を簡単に認識できるようになっています。

自然とのふれあいを重視した空間

1階にはゆったりとした食堂があり、大きな窓からは自然光が差し込む明るい環境が整っています。栄養バランスを考慮した食事が用意されており、居室への迅速な配膳が可能です。また、庭園が設置されており、入居者は四季折々の自然を楽しみながらリラックスした時間を過ごせるよう工夫されています。特に屋上の庭園では、園芸活動を通じて入居者がアクティブに過ごすことができるよう配慮がなされています。

ブランド統合による一体感の創出

スミリンフィルケアでは「グランフォレスト登戸」の開設に伴い、既存の「エスペランサ登戸」及び「エスペランサ川崎」とのブランド統合を実施しました。これにより、全ての施設名が「グランフォレスト」に統一され、ブランド力の向上とともに認知度の拡大を目指しています。新しい名称の「グランフォレスト川崎」へと変更される施設もあり、高齢者の確かなニーズに応えるため、医療対応体制の強化にも努めます。

医療への対応も強化

「グランフォレスト川崎」は、登戸と川崎の2施設を統廃合し、医療対応を強化した施設てとして改修が進められます。高齢化が進む中で、病院での在院日数が短縮される一方で、終末期医療が必要な方々のための安心できる住まいの必要性が増しています。このニーズに応えるために、スミリンフィルケアは介護と医療を融合させた新たなケア体制を構築し、「本当の家族のように寄り添う介護」を実現していきます。