概要
コニカミノルタ株式会社は、経営管理のシステムを刷新し、新たに「fusion_place」を導入しました。これにより、企業の経営管理基盤を高度化し、デジタル化を推進する方針を打ち出しています。この取り組みの背景には、従来のシステムによるライセンスコストの負担や運用保守コストの管理の難しさがありました。
導入の経緯
これまでコニカミノルタでは、海外製のEPM(Enterprise Performance Management)ソリューションを用いて経営管理を行っていましたが、今後の進化に向けて課題が明らかとなりました。特に、増加するデータ量に伴うライセンスコストの増大が大きな問題でした。また、システムの維持には専門的な人員が必要で、それに伴うコスト管理も非常に難しい状態にありました。
これらの課題を受けて、コニカミノルタは次世代の経営管理プラットフォームを構築する必要に迫られ、以下のポイントを重視しました。
- - AIを活用した経営管理・事業管理の高度化
- - データ保持のシンプルさ
- - コスト効率の良い運用
fusion_placeの導入理由
複数のソリューションと比較を行った結果、flexibleな設計ができるfusion_placeが採用されることとなりました。このプラットフォームの特徴は、企業の業務特性に合わせた柔軟な設計が可能な点です。コニカミノルタは、これまでの複雑なマスターツリーから脱却し、シンプルでありながらパフォーマンスを維持するシステムを選びました。
事業特性を踏まえたシステム構築
コニカミノルタは、異なる事業部門を複数展開しており、それぞれ異なる特性を持っています。このため、全社を一律に管理するのではなく、各部門の特性を尊重しながら経営管理の仕組みを構築することが求められました。これを実現するために、コニカミノルタ及びフュージョンズ社を中心とした複数のパートナーが共同プロジェクトを進めました。
4つの事業での運用
各事業部は、既存の管理指標や組織構成が異なるため、プロジェクトでは各特性に応えつつ全社的にfusion_placeを導入しました。この取り組みには、関与するパートナー企業がそれぞれの専門性を活かし、プロジェクト全体を推進しました。
導入されたシステムの効果
導入後は、データの管理が大幅にシンプルになり、ある事業部では600個あったキューブが8個にまで集約されました。これにより、経営管理基盤が継続的に改善される環境が整いました。将来的にはAIを利用した経営分析や予測に向けた取り組みを進め、さらなる高度化を図るとのことです。
ユーザーからの評価
コニカミノルタの矢内氏は、「単なるシステム刷新ではなく、業務部門が柔軟に運用できる基盤を重視した」と述べています。また、フュージョンズの杉本氏も、「お客様が自ら経営管理を進化させる基盤づくりが重要」と強調しています。
まとめ
今回のプロジェクトは、単なるシステムの切り替えにとどまらず、コニカミノルタの経営管理を新たなステージへ導くための重要な一歩となるでしょう。今後も継続して改善を進める中で、企業全体の経営情報をいかに活用していくかが課題となります。