阪神・淡路大震災から30年、救命技術を競う大会が開催
2025年11月2日、関西大学高槻ミューズキャンパスで「第22回千里メディカルラリー」が開催されます。このイベントは、日本国内外から集まった23の医療チームが参加し、救急医療の技能を競うチャンスを提供します。特に、今年は阪神・淡路大震災から30年を迎えることもあり、災害時の対応力を高めるという意味でも意義深い大会となります。
医療チームが競う真剣なコンテスト
メディカルラリーは1990年代にチェコで誕生し、命を救う技術を仲間と共に高めあう場として位置づけられています。日本では2002年から開始され、今回は22回目の開催を迎えます。全国各地から集まった医師、看護師、救急救命士たちがチームを組み、実際の緊急事態に近い状況で救急医療の技術を競います。
参加者たちは、会場内のシナリオステーションを巡りながら、模擬状況への対応を求められます。審査員による評価を経て、最終的な順位が決定されます。このような実践的なトレーニングを通じて、彼らの技能は向上すると同時に、地域医療機関や消防機関との連携強化が図られることを目指しています。
関西大学の学生団体が活躍
大会の運営には、関西大学の総合情報学部に所属する学生団体「MCS(メディア・クリエイティブ・サポーターズ)」が関与します。彼らは大会の競技を撮影・編集し、閉会式でその映像を即日上映することで、参加者と観客の一体感を生み出します。このような取組みを通じて、学生たちが実践的な経験を得ることができる貴重な機会となります。
開催概要
- - 会場: 関西大学高槻ミューズキャンパス(大阪府高槻市白梅町7-1)
- - 日時: 2025年11月2日(日)
> 競技時間は9時から17時まで予定されています。
- - 主催: 大阪府済生会千里病院、千里救命救急センター
- - 共催: 関西大学社会安全学部
- - 後援: 大阪府、吹田市、高槻市、日本救急医学会、日本災害医学会
この大会は、医療現場での迅速な判断力や連携の重要性を再確認し、地域を支える医療人財の育成につながることが期待されています。
また、参加チームにとっては、仲間との競争を通じて新たな技術を習得する絶好の機会でもあります。事前に準備を整え、晴れの舞台で最高のパフォーマンスを披露するために、多くのチームが熱心にトレーニングを重ねていることでしょう。
ぜひ、当日の熱気を感じにきてください!