児童虐待防止とホスピタリティ業界を結ぶ四大企画が始動
認定NPO法人日本こども支援協会(大阪府)と、ホスピタリティ業界を代表する
アスコットジャパン(東京都港区)が手を組み、児童虐待を防ぎ、社会的養護下にいる子どもたちの未来を明るくするための特別なキャンペーンを実施します。これは国が定めた児童虐待防止推進月間に合わせて行われ、主に次のような4つの取り組みが行われる予定です。
1. Book & Donateキャンペーンの実施
このキャンペーンは、宿泊予約を通じて寄付を行う新しい形です。アスコットの公式サイトから予約を行うことで、ゲストは自分の予約に寄付を加えることができます。具体的には、1予約あたり200円が日本こども支援協会に寄付され、さらにアスコットからも300円が寄付されます。これにより、1回の予約で合計500円の寄付が集まります。この募金は、里親家庭で生活する子どもに、就学時に希望するランドセルを購入するための資金に充てられます。この寄付の対象は、2024年の11月1日から11月30日までに予約された宿泊で、宿泊期間は2024年11月1日から2025年1月31日までとなっています。
2. ホスピタリティ業界を体験するワークショップの実施
社会的養護を受けている子どもたち(最大20名)が、ホスピタリティ業界に触れることができる特別なワークショップに招待されます。ここでは、ホテル業務の多様な部門を体験し、実際のレセプション、ハウスキーピング、さらにはエンジニアリングや人事、購買、マーケティングなど、様々な職種を学ぶ機会が提供されます。この中で、子どもたちはホテル業務の全体像や各部署の役割について知識を深めることができます。
3. lyf渋谷東京での開業前ホテル見学
中学生以上の子どもたちを対象としたこの特別な見学イベントでは、実際に開業前の新しいホテルを訪れ、驚くべきホスピタリティの世界を体験します。見学を通じて、アスコットグループの特徴や価値、業界での可能性について知ることができ、今後の進路に役立てる機会が提供されます。
4. ORANGE WALKへの特別協力
オレンジウォークは、日本で最大級の虐待予防アクションとして広く知られています。アスコットグループは、従業員向けの啓蒙活動やアクション参加を通じてこのイベントを支援し、さらなる認知拡大を図ります。詳細な情報は
こちらのリンクからご覧いただけます。
日本こども支援協会とは
「1日も早く、1人でも多くの子どもの人生を取り戻す」というミッションのもとに、里親支援や啓発事業を展開しています。特にその中心として、里親制度を支えるための活動や日本最大規模の虐待防止アクション「ORANGE WALK」を含む様々なプロジェクトを行っています。代表理事の岩朝しのぶ氏は、10年以上の養育里親の経験を活かし、全国の里親や子どもたちのための支援に尽力しています。公式サイトではさらに詳細な情報が提供されています。[
公式サイト](https://npojcsa.com/index.html)
アスコットの取り組み
アスコットは、1984年にシンガポールで初のインターナショナルクラスのサービスレジデンスを開業した弘大なホスピタリティグループです。現在、世界中で950を超えるプロパティを持ち、40カ国に展開しています。日本国内では、アスコット、オークウッド、シタディーン、lyf、サマセットなど多様なブランドで合計21のプロパティを運営中です。アスコットの特徴は、高いサービススタンダードと多様性に富んだ宿泊施設であり、ホスピタリティ業界の新たな未来を切り開く存在です。
これらの取り組みは、社会問題に対抗し、より良い未来を創造するための第一歩となることでしょう。子どもたちが明るい未来を迎えられるよう、また同時にホスピタリティの業界に新たな人材が育つことを期待しています。