APOとLINFINITY
2019-03-26 13:44:23
APOとLINFINITY、ブロックチェーン推進に関するMOUを締結
APOとLINFINITYが結んだMOUの内容とは
2019年3月14日、APO(アジア生産性機構)とLINFINITY社は、ブロックチェーン技術を基にしたエコシステム構築に向けて、重要なMOU(覚書)を締結しました。この合意書は、APO事務局長のサンティ・カノクタナポーン氏とLINFINITY社のアンディ・リャンCEOによって署名されました。
この取り組みの主な目的は、アジア太平洋地域の国々における生産性の向上と、産業界の能力強化です。サンティ事務局長は、インダストリー4.0のデジタル技術導入を推進することにより、加盟国の生産性や競争力がさらに高まることを期待しています。
インダストリー4.0における推進力
サンティ事務局長は、アジア太平洋地域において、AIやビッグデータ、IoTといったインダストリー4.0関連の技術がますます重要視されていると強調しました。これらの技術を用いることで、製造業のスマート化を進める中で、セキュリティの確保が大きな課題となります。
「インダストリー4.0において、すべてのモノ、システム、ヒトの情報を密に繋ぐことが重要です。そのためには、ブロックチェーン技術を利用することで、分散化・デジタル化されたセキュリティの強化が可能です。」と述べ、APOがこの取り組みを通じてサイバーセキュリティの強化を図る意向を示しました。
LINFINITYの役割
LINFINITYのリャンCEOは、ブロックチェーンが複雑すぎるという一般的な誤解を払拭するために継続して取り組んでいると説明しました。彼は、ブロックチェーンを効果的に機能させることと同時に、従来型の産業に対しシンプルかつ実際的な形でその有用性を伝えることが重要であると述べました。
「この合意により、APO加盟国の産業全体においてブロックチェーン技術の導入が進むでしょう。私たちは、協力を通じてブロックチェーンのトレーサビリティを実践的に推進していきます。」とリャンCEOは強調しました。
APOについて
APOは1961年に設立され、アジア太平洋地域の生産性向上を目的とした唯一の国際機関です。生産性の向上に向けた政策提言を行い、それを実際の国家戦略に反映させることで、地域の持続可能な発展に寄与しています。また、それぞれの加盟国や地域が生産性を向上させるための能力を強化するために、調査研究や様々なプログラムを通じて重要な役割を果たしています。
結論
APOとLINFINITYのMOUは、アジア太平洋地域における生産性や競争力を高めるための重要な一歩です。ブロックチェーン技術の活用によって、企業はさらなる効率化と安全性の向上が期待できるでしょう。そして、この取り組みによって、未来の製造業がどのように進化していくのか、非常に楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
アジア生産性機構
- 住所
- 東京都文京区本郷 1-24-1ユニゾ本郷一丁目ビル2階
- 電話番号
-
03-3830-0411