オーストラリアのスポーツブランド2XUが積水化学女子陸上部と契約を締結

オーストラリアのスポーツブランド2XU、積水化学女子陸上競技部と契約締結

オーストラリア発のスポーツアパレルブランド「2XU（ツータイムズユー）」が、株式会社2XUジャパンを通じて日本における新しいパートナーシップを発表しました。2025年10月1日から、積水化学女子陸上競技部とのサプライヤー契約がスタートし、これにより同チームの選手たちに公式ユニフォームやトレーニングウェア、そしてパフォーマンスを向上させるためのコンプレッションウェアが提供されます。これらの製品は、レースからリカバリーに至るまでの幅広いニーズを満たすことを目指しています。

2XUのウェアが選手をサポート

2XUのウェアは、最新の技術と快適性を兼ね備えており、選手たちが国内外の大会に挑む際のサポートを行います。特に、今回契約初年度となる2025年11月23日（日）に開催される『第45回全日本実業団対抗女子駅伝（クイーンズ駅伝）』では、積水化学女子陸上競技部が新ユニフォームで出場する予定です。

新しいユニフォームは、大幅にデザインが変更され、競技者の個々の力強さやチーム全体の一体感を表現しています。レース用のショートタイツは、筋肉の動きを支え、疲労を軽減してパフォーマンスを持続させることができるよう設計されています。さらに、軽量で通気性の高い素材を採用し、長距離の厳しい環境下でも快適さを保つことができるのです。

選手たちの期待

契約に際し、積水化学女子陸上競技部の監督である野口英盛氏は、「2XUの高機能ウェアは選手たちの快適性と集中力を支え、最高のパフォーマンスを発揮するための大きな力になる」と期待を寄せています。選手たちも新ウェアに感激し、トレーニングやレースを通じてウェアの特性を最大限に活かし、良い成績を残すために努力する意気込みを示しています。

積水化学女子陸上競技部の歴史

積水化学女子陸上競技部は1997年に創部されて以来、高橋尚子選手や鈴木博美選手といった世界的な選手を輩出してきました。全日本実業団女子駅伝（クイーンズ駅伝）では2021年に初優勝を果たし、その後も2023年に優勝するなど常に上位を狙う強豪チームとして知られています。日本代表として国際大会に出場する選手も多く、女子長距離界において重要な存在となっています。

2XUのブランド理念

2XUは2005年にオーストラリア・メルボルンで誕生し、「人間の可能性を2倍に（Human Performance Multiplied）」という理念を掲げています。生体力学や素材科学を取り入れたウェアを提供しており、現在では70か国以上のトップアスリートやプロチームに愛用されています。日本国内でも多くの競技者から支持を得ており、マラソンやトライアスロン、陸上競技において高い評価を受けています。