メンズオフィスカジュアル、今何が正解なのか?
近年、オフィスでの服装が大きく変化しています。特に、コロナ禍以降はリモートワークの普及や気候変動の影響もあって、男性の職場での服装もカジュアル化が進んでいると言われています。しかし、この「カジュアル化」が果たして正解なのか、職場の女性はどう感じているのかに迫る調査結果が、株式会社オンワード樫山のマーケティンググループによるもので明らかにされました。
調査概要
今回の調査は、全国の20代から50代の女性220名を対象に、職場における男性の服装のカジュアル化に関して行われました。調査はインターネットを通じて行われ、結果が2025年7月11日から7月12日の間に得られました。
カジュアル化進行中の実感
調査によると、約42%の女性が職場において男性のカジュアル化が「進んでいる」と感じていることがわかりました。これはなかなか大きな数字であり、約四割もの人が実際にスーツからカジュアルへと移行している様子を実感していることを示しています。このことから、男性がカジュアルな服装を選ぶことは今や一般的な流れになっていると言えるでしょう。
服装が気になる女性たち
ただし、男性の服装に対して無関心な女性が約7割に対し、3割は気にしているという結果も浮き彫りになりました。「気になることがある」という声が28.2%、逆に「まったく気にしない」という回答が26.4%という比率です。このことから、もしかすると服装に注意を払うことができるシーンが限られている可能性も考えられます。
印象に影響を与える服装
特に印象に関して、女性たちの主な意見は「服装は印象を大きく左右する」というものです。実際、50.0%が「きちんとしている」といった好印象を持つ条件を挙げています。一方、「服装は印象につながらない」とした回答はわずか13.6%で、ほとんどの人が服装の重要性を認識していることが伺えます。
逆に、ワースト印象に挙げられたのは「シワのある服」が49.5%、また「靴やバッグが汚れている」といった清潔感の欠如も同様にマイナス評価となっています。オフィスでは、清潔感が求められることが明確になった結果と言えるでしょう。
清潔感とサイズ感の重要性
さらには、「清潔感がある」服装が順当な好印象の条件として71.8%と高評価を得ており、その次に「サイズ感が合っている」との声も挙がっています。これからカジュアルな服装を選ぶ際でも、基本的な清潔感と良いサイズ感が求められるのです。
他人の服装へのコメントが減少する時代
一方で、他人の服装に対するコメントが減少しているという傾向も紹介されており、約8割が「指摘しづらくなっている」と感じています。これは、職場における人々の意識が変化し、特にジェンダー平等の考え方が進んでいることを反映しているのかもしれません。
総括
このように、職場でのカジュアル化の進行と女性たちの印象の関係が明らかにされました。気候変動やリモートワークの普及に伴い、ますますカジュアル化が進む中で、男性たちには清潔感とサイズ感を意識した服装が求められていることがわかります。今後もオフィスでの服装選びは、一層重要性を増すことでしょう。
最終的に、オフィススタイルに関する詳細なヒントは、オンワードのオウンドメディア『ONWARD CROSSET MAG』にて特集が組まれる予定です。この特集で、快適さときちんと感を両立させるためのアドバイスが紹介されるので、ぜひチェックしてみてください。