新たなログ管理の時代を開くLOG@Adapter+ V7
エイチ・シー・ネットワークス株式会社は、2023年9月19日から新バージョン「LOG@Adapter+ V7」を提供開始しました。これは、自社開発のログ管理アプライアンスで、特にネットワーク領域でのログ管理において圧倒的な性能向上を実現しています。
近年の課題
昨今、ネットワークに関する様々な問題が浮き彫りになっています。特に、ログ保存容量の不足が顕著であり、結果として侵入経路や攻撃範囲の特定が難しくなっていることが多くの報告から指摘されています。また、新たに改定された無線LAN利用ガイドラインにより、これらのログの保存と管理がこれまで以上に重要視されています。一方で、ネットワーク運用には不要なログが多く、これが運用の効率を低下させていることも課題となっています。
LOG@Adapter+ V7の革新
このような背景の中で開発されたLOG@Adapter+ V7は、セキュリティ対策のために不可欠なログ管理を効率化するための機能が満載です。以下にその主な特徴を紹介します。
1. 長期保存のための受信性能・蓄積性能向上
新しい内部アーキテクチャの採用により、最大5年間のログ蓄積を実現しました。これは、1日に受信するログデータが1GB、1件あたりのログサイズが500Byteだった場合に可能なもので、ユーザーはスタンダードモデルで340GB、アドバンストモデルで1,680GBの保存容量を活用できます。
2. 効率的なログ解析機能
LOG@Adapter+ V7は、ネットワーク上の多様な機器から収集したログを自動的に整理し、有益な情報として集約する解析機能を提供します。管理者は、登録した「ログ解析テンプレート」に基づきリアルタイムでログ解析が行えるため、有事の際の迅速な対応が可能です。これにより、日常的な運用が大幅に効率化されます。
3. アクション機能による運用負荷の軽減
この新機能により、受信したsyslogメッセージに含まれる情報に基づき、メール送信やログ転送、SNMPトラップ送信などの各種アクションを実行できます。特に、ログ転送機能により、外部システムへのログ情報の転送が容易になり、管理コストの削減にも寄与します。
4. インタラクティブなダッシュボード機能
LOG@Adapter+ V7は、運用状況をリアルタイムに可視化するダッシュボード機能も搭載しています。管理者は特定の期間に受信した脅威ログの状況を把握でき、必要に応じて表示内容やレイアウトをカスタマイズすることが可能です。
まとめ
エイチ・シー・ネットワークスのLOG@Adapter+ V7は、これまでのネットワークログ管理の課題に立ち向かうための革新的なツールです。非常に多様な機能を備えながら、使いやすさを追求した設計となっています。これにより、セキュリティ対策がより強化され、企業運営の安全性が確保されることでしょう。要点は、運用の効率を向上させつつ、ログの長期保存にも柔軟に対応した点です。詳しくは、
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