TECHART LM-EA9 MarkIIの全貌
カメラ愛好家にとって、レンズの選択肢は写真の品質を左右する重要な要素です。特に、ライカMマウントのレンズはその高画質で人気ですが、これをソニーEマウントのカメラでも使用できるようにするのが、TECHARTが手掛ける電子マウントアダプター「LM-EA9 MarkII」です。本記事では、その特長と改良点を詳しく見ていきます。
新たな駆動ユニット
LM-EA9 MarkIIは、4つの小型モーターを搭載した新しい駆動ユニットを採用しています。この新設計により、前モデルのLM-EA7と比較して、耐久性は格段に向上し、静かなAF動作を実現しました。特に、モーターの駆動音を大幅に抑えたことは、静かな撮影シーンでの魅力を高めています。
スマートなデザイン
アダプターのデザインも進化しています。リング状のスマートな外観は、カメラケースやその他のレンズと干渉しにくいうえ、持ち運びやすさを考慮して改良されています。このようなデザインにより、ユーザーはより快適に機材を扱うことができます。
改良された剛性
ボディの設計と加工方法が改善され、アダプター自体の剛性が高まりました。これにより、撮影中の振動を抑え、高画質な撮影をサポートします。特にインディペンデント撮影や動画撮影において、この剛性は重要な要素となります。
マニュアルレンズのAF撮影
このアダプターのもう一つの魅力は、マニュアルMマウントレンズでもオートフォーカス撮影が可能になる点です。AF-S、AF-C、顔検出、瞳AFに対応しているため、ライカレンズの特性を生かした多様な撮影が楽しめます。特にポートレート撮影においては、瞳AF機能が大変役立つでしょう。
最短撮影距離の短縮
最短撮影距離が短縮されたことも、写真表現の幅を広げる要因です。可動部分の繰り出し量が4.5mmに達し、より近くの被写体に焦点を合わせることができるようになりました。これにより、マクロ撮影など新たなクリエイティブな挑戦が可能になるでしょう。
ファームウェアアップデート
USB DOCKを使ってファームウェアアップデートが行えるため、技術の進化に合わせてアダプターを常に最新の状態に保つことが可能です。加えて、設定した焦点距離をExifデータに記録できる機能は、さらなる便利さを実現しています。
対応機種の拡大
新型のLM-EA9 MarkIIは、ソニーの最新カメラボディにも対応します。ソニーα7RV、α7CII、α7CR、α9IIIなど、最新機種でもその性能を十二分に発揮します。これにより、ハイエンドな撮影環境でもライカMマウントレンズを楽しむことができます。
結論
TECHARTのLM-EA9 MarkIIは、ライカMマウントレンズをソニーEマウントカメラでフルに活用するための画期的なツールです。耐久性、静粛性、そしてデザイン性において進化したこのアダプターは、カメラ愛好者に新たな撮影の醍醐味を提供してくれるでしょう。これからの撮影スタイルがどう変化するのか、楽しみです。さらに詳しい情報や購入については、
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