日本IBMの人材育成
2024-10-17 15:49:40

日本IBMがカードゲームで半導体設計人材を育成する新しい取り組み

日本IBMが注力する半導体設計人材育成の新たなアプローチ



日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、半導体設計を学ぶための画期的なハンズオン教材として、カードゲーム「The Game」を開発しました。この取り組みは、半導体設計に関する知識をより身近で理解しやすく学ぶことを目的としています。

現在、半導体業界は急成長を遂げる一方で、若手技術者の不足が深刻な問題となっています。特に、技術者の高齢化や教育機会の不足から、新しい人材を育成することが求められています。これを受けて、日本IBMは半導体設計に特化した無料のセミナーを北九州市立大学にて開催し、全国にもこの取り組みを広げる方針です。

カードゲーム「The Game」とは



「The Game」は、半導体の設計プロセスをゲーム形式で学べる教材です。プレイヤーは、与えられた条件の中で性能やコストを考慮しながら、半導体回路の構成要素であるIPコアを選択し、組み合わせて全体回路をデザインします。このゲームを通じて、理系・文系問わず選手として気軽に半導体設計に触れることができます。

このゲームにより、学生は実践的な技術を習得することが期待されており、特に中学生から高校生以上の年齢層に適しています。また、コンポーネントの詳細がカードに記載されているため、初心者でも安心してプレイできる設計になっています。

北九州でのセミナー開催



カードゲームを使用した半導体設計セミナーの第一弾は、2024年10月26日と27日の2日間、北九州市立大学で開催予定です。本セミナーでは、講義に加え、カードゲームを使った実習を通じて、参加者が半導体設計に必要な知識を短期間で習得できることを目指しています。

対象者は高校生以上の30名で、参加費は無料です。この機会に、先着順で申し込みを受け付ける予定ですので、興味のある方はお早めにご確認ください。

半導体産業と日本IBMの役割



日本の半導体産業は重要な経済基盤の一部であり、その発展には次世代の人材育成が不可欠です。日本IBMは、半導体関連企業との連携を強化し、地域の産学官と協力して人材育成に取り組むことで、北九州を中心とした地域から世界に通用する半導体設計者を育成することを目指しています。これにより、半導体業界の持続可能な成長を確保し、さらなるイノベーションを推進する重要な役割を果たすことが期待されています。

日本IBMが展開する「IBM地域DXセンター」では、先進的なテクノロジーを活用しながら、地域に貢献するための多様な取り組みが行われています。今後の展開にも注目が集まっています。


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会社情報

会社名
日本アイ・ビー・エム株式会社
住所
東京都港区虎ノ門二丁目6番1号 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
電話番号
03-6667-1111

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