77年の歴史を誇る塗装店が目指す新しい建設のスタイルとは
静岡県富士市に本社を置く有限会社新井塗装店は、創業77年を迎えました。日本の建設現場において、長年にわたり「養生」としてベニヤ板を用いるのが常識とされてきました。しかし、この方法は現場に多くの負担を強いており、時代の流れに逆行しているとも言えます。
新井塗装店の新たな夢
新井塗装店が掲げる夢は、「日本の建設現場から、板張り養生をなくすこと」です。私たちは、この夢を実現するため、
日々の業務に取り組んできました。重い板を運ぶ体力的な負担や、保管場所の確保、また設置・解体に必要な工数など、これらの面での改善が必要だと考えています。
こうした課題に直面しつつ、私たちが提案するのは「ラップ・シールディング工法」です。この新技術は、専用のシュリンクフィルムを用い、そのフィルムを熱縮小して対象物を包み込み、密封するものです。これにより、先述の多くの負担が軽減されるのです。
ラップ・シールディング工法の特長
この新手法を通じて、設置や解体にかかる時間を大幅に短縮できることが確認されています。人手が不足している今、少人数での施工が可能になるこの工法は、業界にとって非常に重要な変化です。また、従来の板養生に比べて、廃材の削減や光の入る明るい作業環境の提供が実現しました。
さらに、静岡県の「新技術・新工法情報データベース」にも公式に登録されており、公共工事においても適用が可能です。特に鋼橋や歩道橋の仮設防護においては、工期短縮や安全性向上の効果が示されています。実際、ある現場では、板張り工法と比較して、作業員費用と材料費を合計約67万円削減できるとの報告もあります。
ダイバーシティな建設現場を目指して
私たちの目指す未来は、一つの工法が普及することだけではありません。「重い」「大変」「人が足りない」という建設現場の声をなくし、職人たちが本来の技術に集中できる環境を実現したいと考えています。
建設現場の「裏方である養生作業」にも革新が求められていると感じています。廃材を減らし、環境に配慮した現場を作り上げることで、近隣住民にも安心感を提供できるスムーズな現場運営を実現します。私たちのモットーは、「板で囲う」から「包んで守る」へ。
新たな常識を築くために
この挑戦は、私たち新井塗装店の小さな一歩に過ぎませんが、全国の現場に新しい常識をしっかりと定着させるための大きな第一歩です。私たちの取り組みは、今後も進化し続け、建設現場の新たなスタンダードを創造していきます。
終わりに
新井塗装店の代表取締役、新井隆人は、「建設業界は今、深刻な人手不足と資材高騰に直面しています。少ない人数で安全に短期間で仕上げるために、現場の『当たり前』を一つずつ変えていく必要があります。養生を板で囲う時代は終わりにしたい」と語ります。
私たちの夢は、自身が手掛ける工法で、現場に働くすべての人々の負担を少しでも軽減し、より良い環境を提供することです。4月1日には「April Dream」として、私たちのこの挑戦を広く知ってもらいたいと思っています。
詳細なご連絡やお問い合わせについては、私たちの公式ウェブサイトや事務局にご連絡ください。