九州電力と提携
2025-06-13 10:44:45

九州電力と海上パワーグリッドが資本業務提携を締結、新たな送電インフラに期待

九州電力と株式会社海上パワーグリッドの資本業務提携



2023年、九州電力株式会社(福岡市)と株式会社海上パワーグリッド(東京都港区)は、資本業務提携契約を締結しました。この提携は、両社が4月に結んだ覚書に基づき、電気運搬船を介した海上送電事業の共同検討を進める中で実現したものです。

海上パワーグリッドは、電気運搬船を用いた海上電力輸送や電力販売を専門とする企業で、2024年2月に設立予定です。今回の九州電力による資本参画は、同社にとって初めての外部資本参加となります。

海上送電事業の重要性


九州エリアでは、再生可能エネルギーの導入が進む中、効率的な電力供給手段が求められています。海上送電は、陸上送電の課題を解決する手段として期待されています。電気運搬船を利用することで、距離の制約を克服し、エネルギーの効率的な利用が可能になります。特に、離島や山間部など電力供給が難しい地域に対して、海上送電は新たな電源供給の選択肢となるでしょう。

提携の背景と目的


両社は、九州エリアにおける電気運搬船の実現可能性を共同で検討し、成果を挙げてきました。今回の資本業務提携を通じて、技術開発や事業面での協業を加速させることを目的としています。これにより、再生可能エネルギーの導入を一層促進し、カーボンニュートラル実現に向けた具体的な取り組みが期待されます。

海上電力輸送は、地球環境への影響を低減するための重要な手段とされ、今後の発展が注目されています。九州電力の池辺和弘社長は、「今回の提携は、九州エリアにおけるエネルギーの未来を切り開く一歩です。私たちの協力が、エネルギー供給の効率化に寄与できることを期待しています」と述べています。

海上パワーグリッドの展望


海上パワーグリッドは、今後、電気運搬船の開発速度を高め、より多くの地域での海上送電インフラの社会実装を目指します。具体的には、技術開発のみならず、事業の実施に向けた具体的な計画を進めていく方針です。加えて、船舶用蓄電池の販売も計画しており、関連事業の拡大にも力を入れる考えです。

まとめ


九州電力と海上パワーグリッドの資本業務提携は、今後のエネルギー業界において大きな影響を与えることが予想されます。両社が協力し、九州地域を中心に新たな海上送電インフラを構築することで、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となることでしょう。今後の活動から目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社海上パワーグリッド
住所
東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー43階
電話番号

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