日本在住外国人を対象にした「wagaya Connect」が初開催
2025年9月7日、東京都江東区の清澄庭園涼亭で、外国人専門の不動産ポータルサイト「wagaya Japan」を運営するwagaya Japan株式会社が、日本在住の外国人を対象とした「wagaya Connect vol.1」を実施しました。このイベントは、地域住民と外国人が共に理解しやすい環境を作り出すことを目的に企画されています。
イベントの背景と目的
日本に暮らす外国人は近年増加しており、法務省のデータによると2024年末時点で約376万人に達する見込みです。これに伴い、地域社会の支え手となる外国人の生活支援が重要視されています。しかし、言語や文化の違いから生活上の課題も生じているため、正しい情報提供が急務となっています。「wagaya Connect」は、外国人と地域住民がともに安心して暮らすための交流の場を提供することを目指しています。
イベント概要
「wagaya Connect」は、参加者25名を招いて行われました。イベントは「学び」と「体験」の二部構成で、前半では座学とクイズ形式で日本の生活情報を提供しました。この内容には住まい探しの情報、ゴミ出しや騒音に関する生活マナー、防災知識、最近の法改正に関する情報が含まれています。参加者には多言語の資料が配布され、とても理解しやすい内容に仕上げられました。
参加者からは「歴史ある企業からの情報なので信頼感があった」や「スタッフが外国人の理解を持っているため、説得力があった」といったポジティブな反応が寄せられています。
体験パートの実施
後半の「体験」セクションでは、日本文化の体験が提供されました。お団子づくり、抹茶体験、扇子への名入れ、折り紙といったワークショップが行われ、参加者は五感を通じて日本文化に触れる機会を得ました。特に、扇子への名入れでは漢字を学びながら楽しむことができ、「新しい体験ができて良かった」という感想も多く聞かれました。
参加者の声と次回展望
イベント終了後、参加者にはアンケートが実施され、その結果の中で多くの人々が「防災関連イベントの開催を希望」と回答しました。また、家探しや賃料支払いに関する悩みが最も多く挙げられ、外国人にとって住まいの安定がいかに重要であるかが示されています。これを受け、wagaya Japan株式会社は、外国人専門の不動産仲介チームを拡充し、地域住民との良好な関係構築に注力する方針を発表しました。
今後の「wagaya Connect」では、さらなる「体験」と「学び」を通じて外国人と日本人のつながりを強化し、地域社会の活性化を図る予定です。次回は2025年12月21日(日)に開催される予定です。共生社会の構築を目指し、さらなる展開が期待されます。
まとめ
「wagaya Connect」は異文化理解を促進し、地域を支えるための重要なプラットフォームとなっています。お互いを理解し合うことで、より良い地域社会の形成が進むことを目指します。