津波対策イカダ
2023-03-07 15:54:06
津波対策としての廃車イカダ開発と支援の呼びかけ
津波対策の新たな試み:廃車を活用したイカダ
近年の自然災害の増加に伴い、津波への備えがますます重要になっています。そんな中、あるプロジェクトが立ち上がりました。それは、廃車を利用して津波から人々を救うイカダを開発するというものです。このプロジェクトは、広島ベイマリーナでの浮上実験と脱出実験を通じて、実際に機能するイカダを目指しています。
プロジェクトの背景
多くの報道で、万が一の際に避難が難しい人々に対してボランティアが訓練を行っている様子が紹介されています。しかし、実際には道の状況や津波の到達時間といった要因で、避難が容易ではないことが実態としてあるのです。ある訓練では、避難に40分を要しましたが、津波は地震発生からわずか15分で到達するとの予想が立てられています。そんな中、自力で避難することが困難な人々に助かる『可能性』を提供できないかとこのプロジェクトが立ち上がりました。
〇〇さんは、津波映像で流される自動車を見て、このイカダのアイデアを思いつきました。廃車を活用し、エンジンなど重い部品を取り除いて浮力を確保することで、水面に残ることができるイカダを開発することが可能と考えているのです。
プロジェクトの内容
このイカダは、できるだけ安価で多くの人々に提供することを目指しています。まずは廃車から重たい部品を取り外し、車体内部に発泡ウレタンやFRPを使用して浮力を与えます。発泡ウレタンは混合すると膨張する特性があるため、コストに配慮しながら使用されているのです。
イカダのデザインには、漂流中に他の物体から身を守るための剛性が求められ、安全のためのシートベルトも装備されています。また、自動車のウィンドウは手動で開閉できるよう改められており、緊急時の迅速な退避が可能になるよう配慮されています。
プロジェクトでは、まず中古車販売店から一時抹消された車両を使用し、さらに古物商としての資格を得て自動車オークションにも参加することで、安価に車体を確保することを目指しています。また、刑事に相談して自動車解体業者との連携を図り、成長していく過程を見守りたいと考えています。
協力の呼びかけ
このプロジェクトは一人の力では限界があります。自動車解体業者や整備工場、FRP工場、発泡ウレタン施工業者など、協力を求めています。興味を持った方はぜひ連絡ください。
プロジェクトの展望
数十年以内には大規模な震災が予測されており、生存者を最大限救うための対策がますます求められています。逃げ遅れるリスクを理解し、避難の支援を行うことは大変意義があります。たとえ状況が厳しくても、少しでも多くの人々を助けられるイカダを普及させたいという思いを抱いています。このイカダが、避難中の一時的な避難所としても役立つことが期待されます。
高台移転が実現するまでに、このプロジェクトが津波から人々を救う手段の一つとなることを願っています。廃車を再利用したイカダの普及を通じて、犠牲者を一人でも少なくするための活動にご理解とサポートをお願い申し上げます。
会社情報
- 会社名
-
有限会社イーエスシーアイ
- 住所
- 広島県広島市南区出島2-10-18
- 電話番号
-
082-251-1436